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今日も楽しくシリコンバレーライフ

シリコンバレーで働くサラリーウーマンの思うところ、いろいろ

出世する条件って?

世の中にはゼロを1にするタイプの人と、1から2、3と持っていく人の二つのタイプがあると思います。私は後者のタイプ。何もないところから壮大なビジョンを持って、ビジネスを作り上げていくというタイプではなく、今あるところから始めて改善を重ねてビジネスを広げていく、というタイプです。

なもんで、起業家精神旺盛なシリコンバレーに住んでますけど、のほほーんと大企業でサラリーウーマンやってますし、スタート・アップに転職する気もまったくなし。グーグルのキャンパスは近所だし、友人も勤めているのでたまにただ飯食べに行きますが、感想としては「わっけー!大学みたい。私、ここじゃ働きたくないな。超浮きそう。」というのが正直な感想です。

私の働いてる会社は若いグーグルと違い歴史のあるドイツ系の大企業で、膨大な数の人達が世界中のオフィスで働いているわけですが、そんな組織でどんな人が出世するのか、ちょっと考えて見ました。

第一条件:運が良い

これは本当に思いますね。サラリーマンの出世は運にかなり左右されます。タイミングの良いときにポジションが開いて、タイミングよく滑り込んで、みたいな例は長年サラリーマンやってる人なら誰でも見たことがあるんじゃないでしょうか。以前の上司(ドイツ人)とどういう人が出世するのか、という話をしていた時にも「運だよ」って言い切ってましたから(笑)これは世界共通なんだろうな~。

第二条件:上層部からの受けが良い

人を評価するのは、やっぱり人です。なので主観が入ることはしかたがないこと。やっぱり人事権のある人達から受けの良い人は出世しやすいと思います。以前うちの会社で、各国の財務担当責任者が集まるという会議におまけで出席させてもらったことがあったのですが、ディナー会場に向かうバスの中の雑談の中で人事評価的な話題がけっこう聞かれました。「XXって知ってる?」「ああ、知ってるよ。今、○○の組織で働いてるでしょ」「そうなんだ。彼女は本当に良く働くよね。」「そうそう、次に何かいいポジションがあったら雇いたいと思ってるよ。」とか偉いさん達が話すのを聞いて、人事ってこうやって決まっていくんだな~、って思ってました。やっぱり上層部からの受けが良いと、出世もしやすいと思います。

第三条件:どんな仕事でも厭わずやる。そして、結果を出す。

人を使う立場になって思うのは、仕事を振りやすいのはやっぱり「やりま~す!」って難しい仕事でも張り切って取り組んでくれる人。「この仕事は大変そう。時間もないし。」みたいな態度の社員だと、やっぱり仕事を振る側としてもやりにくいわけです。上司も人間、感情の動物ですから。仕事を振りやすい人と任せにくい人の出世度の差は明らかだと思います。仕事を振りやすい人にはどんどんいろんな仕事が回ってきて、自分の部署以外でも接する人が多くなり、ネットワークも広がります。沢山の仕事をこなすことで結果を出せる機会も増え、「あの人は仕事ができる」という評判もたつでしょう。当然のことながら、結果を出す人には出世の機会も回ってきます。仕事を振りにくい人はこの反対。なかなかおもしろい仕事を割り当ててもらえず、仕事の幅も広がらず、仕事ができるという評判もたちにくい。どっちが出世しやすいかは火を見るよりもあきらかでしょう。

 

と、三つほど条件を書きましたが、自分で書いていて「あ~、これ、新入社員の頃に知っていれば良かったな」(爆)そう言えば今月は4月で、新入社員の皆さんは入社して間もなくで、仕事を覚えるのに一生懸命なころでしょうね。早く出世したいな~、と思う方、この三つの条件、なんとなく覚えておいてください。運はね、どうしようもないという側面もありますが、私の好きな運に関する英語のフレーズがありますので、ここに書いておきます。

Luck is what happens when preparation meets opportunities.

幸運とは準備が機会に恵まれたときに起きることをいう。

 

その機会が来るときのために、準備を怠らないようにしましょうね。Good Luck!

 

 

射手座でノマドちっくなアラフィフおばちゃん

今週のお題「自己紹介」

今週のお題が自己紹介ということなんで、ちょいと自分について。

出身地:実はこれ、答えが長くなるんでちょっと困る質問。父が国家公務員だったので、けっこう転勤があり、小学校2年まで大阪府茨木市、3年から6年生までは奈良市。中学校時代は千葉県八街町(今は市になってるみたいだけど、当時は”ど”のつく田舎)、高校時代は神奈川県の横須賀。結婚して横浜の本牧に引越して、日本で一番長く住んでいたのが横浜なんで、出身地は「横浜」ということにしています。

今住んでる所:20世紀の終わりにアメリカ、カリフォルニアのサクラメントに引越し。2011年に仕事の都合でシリコンバレーにあるサニーベールへ。現在に至る。

学歴:神田外語学院(今は、大学になったのかな?)を昭和の時代に卒業。アメリカに来てから大学に入りなおしました。

カリフォルニア州立大学サクラメント校(ビジネス・アドミニストレーション、会計学専攻)

サンダーバード国際経営大学院(グローバル・マネージメント修士号)

職歴:日本では外資系の生命保険会社に新卒で入社し、13年ほど勤務。

アメリカに来てからは、ドイツ系のメーカーで働いてます。

CFOの秘書で採用され、その後ファイナンシャル・アナリスト、コマーシャル・プロジェクト・マネージャーを経て、今はファイナンス部門のシニア・ディレクターです。

あ、PMP(プロジェクト・マネージメント・プロフェッショナル)持ってます。

家族:30年近く連れ添ってるアメリカ人の旦那。ハワイ大学の大学院生の娘。娘の連れ犬であるジャーマン・ポインター、そして私たち夫婦で溺愛しているロング・ヘア・ダックス。

ノマドっぽい生活:もともとはサクラメントに住んでたんだけど、オファーされた仕事の場所がシリコンバレー。なもんで、平日はシリコンバレー、週末は旦那のいるサクラメントに帰る生活。そして、仕事柄出張が多く、月の半分くらいは出張だったり、私用でどこかしら行っていることが多い。だから、家にいるときは、ずーっと家から出ません(笑)

性格:星占いの本で射手座の性格読んでください。私、射手座の性格、そのものです。目標に向かってまっしぐら、でも、すぐ飽きる。よく言えば正直、悪く言えば毒舌。ま、人生結構楽しくやってます。

趣味:学校行くのが趣味みたいなもんだったんだけど、卒業しちゃったんで、何か趣味見つけなきゃな~、と、ブログ始めました。

特技:財務諸表読めまっせ。

シリコンバレーでの生活とか、つらつらブログに書いてます。よろしくお願いします。

 

ユナイテッド航空が炎上してますね~

久しぶりのブログアップです。ちょっと最近、仕事、私用、野暮用でバタバタしておりました。ま、そこらへんはまたの機会に書きますわ。

今日はここのところ話題のユナイテッド航空について。日本でもかなり報道されてたみたいですが、こっちでも連日ニュースでやってました。一般人が携帯で現場の状況をビデオに撮って即座にアップできちゃうという時代に、あんな実力行使しちゃったらあかんがな。今回はユナイテッドの現場力のなさがすっかり露呈しちゃいましたね。

今回はなんでこんな事態になったのか。私が考え付く主な理由を二つほど。

1.顧客思考ではなく内向き思考

実は私はユナイテッド航空をよく使っていて、一応プラチナのステータス持ってます。でもね~、サービスなんていっさい期待してませんね。乗務員はたいてい「仕事だからやってる」感満載の態度で仕事してます。お客をお客だと思ってないような行動もしばしば。今回の事件はこんなユナイテッドの社内文化が顕在化してしまった結果なのかもしれません。ユナイテッドの担当者が、お客の都合よりも自分たちの都合を優先した結果、こんなことになっちゃったんでしょう。お金を払って目的地まで行くということを達成したい客。その客のニーズを無視して、自社の社員を乗せるために客を引き摺り下ろしてまで自分たちの都合を優先させた。ま、炎上してあたりまえですわな。

なんで客を降ろしてまで乗務員を乗せたかというと、これは私の勝手な推測なんですけど、ルイビル(この便はシカゴからケンタッキーのルイビルという町まで飛ぶ便でした。)からのフライトを時間通りに飛ばすためなんじゃないかな。(あくまでも推測ね。)アメリカの国内線を定期的に利用してますが、時間通りに飛べない理由が「キャビン・アテンダントがまだ来てないから」とか「パイロットがまだ来てないから」という説明がよくあります。アメリカの飛行機って、長距離バスみたいなもんだから、乗務員もあっちの空港からこっちの空港に飛んで、ほいでもって次の勤務地に飛ぶ、みたいなことよくやってます。で、シカゴみたいな都会と違って、ルイビルみたいな田舎だと行く便数も少ないし、シカゴから乗務員運んでおかないと、ルイビル発の便に不都合がでる。ほいじゃ自分たちにとって都合悪いし上司から怒られるかもしれないから、客が目的地に行きたいと言ってるかどうかなんか無視して、自分とこの乗務員乗せちゃおう。みたいな流れだったんじゃないかな~、なんて勝手に想像しちゃいました。(全然違うかもしれないけど。)

アメリカの航空会社はいかに時間通りに発着するかで評価されたりするから、乗務員不足で離陸が遅れるなんていう事態を避けたかったんでしょう。それにユナイテッドは組合があるから、乗務員が勤務する時間数も限られていて、たまたまルイビルあたりにいる乗務員に「ちょっと人数足りないから乗ってくれる?」なんてこともできないし。

この事件の後でユナイテッドが社内規定を変更して、乗組員の席は離陸の60分前までに確保しておくこと、に変えたらしいけど。変更前はどんな規定だったんだろ?

あと社長のフォローも良くなかったね。お客さんに謝るどころか社員をかばう声明出したりして。どこまでお客を無視してるんだ、この会社は?って感じ。何回も破産しちゃう理由がわかるような気がする。

2.現場の社員の力のなさ

もうひとつ考えた理由が社員の力量、解決力のなさ。この事件、現場の社員の状況対応の悪さが重なって起こったような気がします。ダブル・ブッキングが問題視されているようですが、ダブル・ブッキングなんてのはどこの航空会社でもやってること。それに、航空会社は飛行機の席をいかに埋めるかが利益を出す決め手なので、直前のキャンセルなどを予測してダブル・ブッキングするのはある程度仕方がないことだと思います。問題は、状況をどう把握して、どう管理するか、です。これ、現場の社員の力量で優劣がかなりつきますね。

今回の場合、思ったのはなんで自社の乗務員乗せる前に客を全部乗せちゃったかな~?ってこと。ゲートにエージェントが何人もいるのに、コミュニケーションとかどうやってとってたんでしょうね。だいたいダブル・ブッキングがあるときにはゲートで「300ドルあげるから誰か席譲って」というアナウンスがあるんですけどね、みんな飛行機に乗っちゃう前に。

今回はみんなが乗っちゃってから乗務員の席がないのがわかって、1000ドル報奨金を提示したけど、誰も降りると言ってくれなくて4人を選出。3人は降りるのに同意したけど、どうしても最後の一人が同意してくれなくて、じゃあ、実力行使でってことになったらしい。これ、実力行使したら後がどうなるかって考えなかったのかな?そしてまた、顧客無視の内向き思考が露呈してますね。お客の都合聞くより、空港の保安係呼んで、さっさと降ろしてもらおう、早く飛行機飛ばしたいし、と。もうちょっとゲートのエージェントさん、頑張るべきでしたね。もっと報奨金上げるとか、他の乗客と交渉するとか。

 

今回はユナイテッドが炎上しちゃいましたが、アメリカの航空会社、どこも似たり寄ったりなんで、これでユナイテッド離れが進むってことはあんまりないんじゃないかな。先週ホノルルからサンフランにユナイテッドで帰ってきたけど、ほぼ空席なしのフライトだったし。仲の良い友達は二度とユナイテッドには乗らない!って憤慨してたけど、一年に何度も飛行機乗ることない人だから、あんまりユナイテッドにとっては影響なし。それに、ユナイテッドを頻繁に利用する私は、ユナイテッドに対するサービスへの期待値がめっちゃ低いので、そんなもんだよな、ってあんまり驚かなかったかも。

なんだかあまり救いになってないですね、私のコメント(笑)ま、アメリカの航空会社なんてこんなもんだよ、ということで。

アメリカで働くのに役立ったスキル

30年くらい仕事してきて、ま、それなりにお給料をもらえる仕事に就いてるわけですが、振り返ってみてどんなスキルが役に立ったのか、考えてみました。

その1: 英語
これは特に狙ったわけではなく、偶然の積み重ねみたいなもんですが、英語ができたのは大きいです。っつーか、アメリカで働くには当然英語ができないとお話にならない。
私は英語は中学校の時から得意で、成績も良かったです。高校時代は一切勉強しなかったので、ま、それなりの成績でしたが、英語の専門学校に進み米軍基地のレストランでウェイトレスのバイトをしていたので、それなりに話せるようにはなりました。そのお陰で就職も外資系の保険会社にすんなりと決まりました。
その会社には10年ほどお世話になったのですが、アメリカに移住するために退職。アメリカで就活して、今の会社に秘書として採用されました。当時、英語ができなきゃ就活なんてアメリカでできないし、実際アメリカで働き始めていろんな国の人達と働くにあたり、英語がどこに行っても共通語なので、英語はグローバルで仕事するには必須です。
ほんと、英語話せるようにしておいて良かった。

その2 タイピング
ブラインドタッチは英語の専門学校で習ったのですが、これは役に立った!卒業して30年経ちますが、未だに教えてくれて感謝、感謝、ですね。かなりの時間の節約になります。隣で人差し指のみで入力してるおじさん見て、あー、タイピング習ってて良かった、と思います。

その3 数字の読み方
アメリカに来てから入り直した大学で、専攻したのが会計学。かのバフェットさんがアカウンティングはビジネスの言葉だ、とおっしゃってましたが、その通り!損益計算書と貸借対照表、読めるようになって本当に良かったです。会社がどのように運営されているのか、どこが問題なのか、がよくわかる。そして実際に自分で数字を扱う立場になって、どのコストがどのように会社の経費に影響を与えるのかが理解できるので、仕事も面白いです。経理って勉強しとくもんですね。ビジネスは貸方、借方だ!(笑)

ハードスキルはこれくらいで、次は仕事に役立ったな〜、
と思うソフトスキル。

その1 言いたいことを伝える力
日本では毒舌で知られる私ですが、アメリカでは「言うことが分かりやすい」と言われます。遠慮勝ちに遠回しな表現ではなく、ストレートにそのまま言うのが良いみたい。コミュニケーションには必ず送り手と受け手がいて、受け手がメッセージを理解しないとコミュニケーション成り立ちません。アメリカは移民に国で、英語が母国語ではない人だらけ。特にシリコンバレーで一緒に働く同僚達は、殆どが他国からの移民。何で、まどろっこしい言い方ではなく、良い時には「いいね〜」とストレートに褒め、違う時は「それ、違うよ〜。」って明るくハッキリと言うようにしてます。

その2 ネットワーク力(カタカナの"カ"じゃなくて、漢字の力ね)
何処でも一緒だと思いますが、私の職歴はネットワークのお陰で構築されました。秘書という比較的低いランクからスタートした私のキャリアですが、一緒に仕事をした同僚が「今度このポジションが空いたから、応募してみれば?」などと教えてくれ、私のキャリア形成の助けになってくれました。ありがたいです。と言っても、私は自分からネットワークを意識して作ろうというタイプではなく、振り返ってみてネットワークの大切さを痛感した次第。キャリアは自分一人じゃ築けないものだとつくづく思います。

その3 太い神経
以前、このブログにも書きましたが、グローバルで働くのに必要なのは面の皮の厚さだと思います。アメリカは日本に比べると女性の職場進出が進んでいます。そして日本のように、良い意味でも悪い意味でも、女の子扱いしてもらえません。当然ですがプロとして扱われ、仕事ができないとクビになります。仕事を進めていくために、周りを巻き込む必要がありますが、全てがスムーズに行くわけではなく摩擦もありますし、文化の違う人達と仕事をするので対応の仕方も変える必要があります。
例えば以前態度が横柄なので有名なドイツ人の同僚に仕事の依頼をする事がありました。案の定、彼女は面倒臭そうな言い方で私を軽くあしらおうとしたのですが、頭に来た私は「これがどんなに大切な依頼かわかってるのか?」と、一括したのです。一瞬沈黙ありましたが、彼女はブツブツ言いながらもすぐに依頼した仕事を片付けてくれました。
アジア人(特に日本人)は基本的に良い人が多いので、頼めばやってくれるのですが、他の国の人達が一概にそうかと言うと、そんなことはありません。交渉が必要な時も多いですし、バカにされないように自分の立場を守ることも大切です。いちいち他人にどう思われるかを気にしていたら神経持ちません。些細なことは気にしない、いわゆる鈍感力がグローバルな職場をサバイバルしていくには必要だと思います。

あ〜、そして私はますます変な日本人になっていく〜。

ナンバーワンよりオンリーワンになる

考えてみると世の中ってずっと競争ですよね。学校では成績を競ったり、スポーツの順位を競ったり。就職したらしたで、出世競争。個人だけではなく組織でも競合会社で売上を競い合い、マーケットシェアを競い合う。世の中業界ナンバーワンを目指して、日夜努力されてる人達いっぱいでしょうね。うちの会社もそんな感じです。国のレベルでもそうですよね。GDPを競い、生産力を競い、順位が上がったの落ちたのが話題になります。

でもさ〜、1番になることがそんなに良いことなのかな〜、って、ちょっと疑問。確かにね、1番になるって気持ち良いです。チョーどうでも良いことなんですけど、私、大学院首席で卒業して同期代表で卒業式でちょっとだけスピーチをするという光栄に賜ったことがあります。でも、それがどう世の中に役立ったか、自分のその後の人生に影響したかを考えたら.......ハッキリ言って、なーんも役に立ってません。1番になるって単なる通過点、もしくは結果であって、それ自体を目標にするのはどうなの?って最近つくづく思うようになりました。

でも、ま、目標を持つことはとっても大切だし、私も目標がないとダラダラを日々を過ごしてしまうタイプ。じゃ、何を目指すべきかと考えたら、ナンバーワンじゃなくてオンリーワンを目指した方が良いのではないか、と思うのです。

仕事場を見回しても、会社が大金積んで引き止めたがるのは、オンリーワンの人材ですね。一部の優れた経営者を除いたら、サラリーマン社長なんて結構誰でもできそうだし、クビ切られる確率も高かったりするけど、業界見渡してもこの人しかこれはできない!っていう何かを持ってる人は、高給もらって好きに仕事してるような気がする。会社も、コレ!っていうオンリーワンがあると強いですよね。そして、オンリーワンな会社の人達は、どうやって他社に追いつき追い越してナンバーワンになろうかを考えるのではなく、どうすれば自分らしさを、自社らしさを、最大限に発揮できるのか、を考えてるんだと思う。アップルにしても、トヨタにしても、そして近日上場するらしい、ほぼ日にしても。

私の大好きなサイモン・シーニック氏(この人、言う事も良いけど、外見も私の好み〜)が、マイクロソフトとアップルのマネージャー達を比べて面白い事言ってました。マイクロソフトのマネージャー達はアップルが何を開発しているか、どうやったら追いつけるか、どうやったらアップルになれるのかを重点的に話し、アップルのマネージャー達はいかにもっと良い製品を作れるか、どうやったらアップルらしさを保てるのかを重点的に話す、と。

私個人としても、オンリーワンになるにはどうすれば良いのか、日々模索中です。

 

これ、ちょっと長いけどサイモンさんのビデオ。面白いし役に立つと思うので、時間のある方はどうぞご覧ください。

https://m.youtube.com/watch?v=nJxQ2kUGJkA

 

 

 

 

学歴は作れる

私は普通とはちょっと違う順番で学位をとりました。アメリカに来てから、大学の学位がないとマネージャーになれないと人事部に言われ、そんなもんか、と素直に納得してコミュニティー・カレッジに入ったのが35歳の時。仕事をしながら学校に通う、という生活をしていたので、なんだかんだで卒業時は43歳でした。

で、卒業して思ったことは「家柄は作れないけど、学歴は作れる」ということ。当たり前のことかもしれないけれど、日本にいる頃は思いつかなかったこの発想。

アメリカの良いところは、社会が柔軟性に富んでいて、セカンド・チャンスがあることです。若い頃になんらかの事情で大学に行けなくても、何歳からでも大学に入りなおせます。私の同級生にもけっこう40代、50代の学生がいました。ちなみに私が卒業した年の卒業生の最高年齢は80代の女性。なんだ、私なんてまだまだじゃん(笑)って思ったことを覚えています。

あとアメリカでは学位がそのまま仕事に直結する場合が多いので(たとえば、会計事務所が雇うのは、会計学の学位を持っている人達)その分野に就職するために大学に入る直す人も多いです。また、就職時には成績も重視されることがあるので、アメリカの大学生、みんなまじめに本当に勉強しますね。試験前はみんな真剣そのもので、図書館など勉強できるスペースでカリカリ試験勉強してました。

日本でも社会人のための大学院とかが流行ってるみたいで嬉しい傾向だと思います。だってさ~、20年とか30年前に学んだ知識とか、かなり使えなくなってるって思いません?普遍性のある理論は良しとして、すんごい速さでいろんなことが変わっている今日この頃、学校に入りなおして新しいことを学ぶのも良いと思います。

あ、ちなみに私の日本での最終学歴は2年制の英語の専門学校でした。80年代半ばは女の子は4年制の大学出てるとなかなか就職がなかったっていう、今じゃ信じられない時代だったんですよ。時代は変わったよね~。

学歴がないから、とあきらめ気味の人がいたら、是非「学歴は作れる!」ということに気付いてほしいとおもいます。今からでも遅くないですよ~。

Book smart vs. Street smart

英語でBook SmartとStreet Smartという言葉があります。Book Smartは、勉強の良くできる優等生、みたいな感じ。成績がオール5で、偏差値の高い学校にすんなり合格できちゃう人達。Street Smartは実際の生活で知恵を働かせ、世の中をうまく渡っていく能力、とでも言いましょうかね。

世界中から優等生が集まってくるシリコン・バレーの、しかも医療機器の研究開発部なんかで働いていると、とんでもない学歴の人達が沢山います。そして、Book Smartだらけの博士号持ちだらけです。理科系の博士号持ちでウォートンのMBAとった人とか、中国で最難関の清華大学出身とか。日本語を流暢に話す中国人の同僚に、どこで日本語を習ったの?と何気なく聞いたら「東京大学で電子工学の博士号をとりました。」ですと。大変失礼いたしました。

そんな優等生たちに囲まれて日々過ごしているふっつーのおばちゃんな私ですが、つくづく思うのは仕事で出世する能力と、学校で良い点を取る能力は、当たり前だけど全然違うな、ということ。

アメリカで働いていて思うことは、出世していく上でのリーダーシップの重要さ。日本でもそうかもしれないけれど、意見の違う人達をまとめてチームとして機能させ、仕事の成果を出していくにはリーダーシップは必要不可欠な能力です。が、しかし、リーダーシップというのは簡単に身につくもんじゃないんですね、残念ながら。しかもアメリカ、いわゆるディバーシティ(多様性)の総本山。みんな価値観はそれぞれだし、日本人の常識は他の国の人にとっては非常識、というケースの多々あります。上司の言うことは素直に聞くのが当然という国から来た人もいれば、気に入らないことは反論して当然、という国から来た人もいる。

以前韓国人の役員がアメリカに赴任中に、金曜の午後にミーティングを入れたら部下からディクライン(”拒否”ですな)の返答が来て、かなりショックを受けたという話をしてくれました。ま、私からすれば「金曜の午後に会議なんて入れるか?」なわけですが、韓国の序列文化に慣れている彼にとってはかなりショックな体験だったようです。で、当然ながらあまりこの人アメリカでは受けは良くありませんでした。でも、韓国に戻ってからはみんなから尊敬される良きリーダーとして活躍されています。この例でわかるように、アメリカで認められて出世していくには、違う文化を理解し柔軟性を持って多様性を認めながらチームをまとめていく力が求められる、ということがわかってもらえると思います。

これが成績優秀なBook Smart君たち、なかなかうまいこと立ち回れない。思うんですけど、彼ら周囲で自分が一番頭がいいっていう状況に慣れてるんでしょうね。強いチームを作るには何が必要かというと、当然トップクラスのプレーヤーを部下に迎え入れることです。と、いうことは結果的にいちばんできが良くないのはリーダーだった、ということも。でもね、私はそれが強いチームの秘訣だと思うんですよね。できる部下を揃えてるんだから、上司までキレキレじゃなくても良いんじゃないのか、と。部下がのびのびと仕事ができる環境を整えて、自分はチアリーダーにまわるというのもリーダーシップだと思います。Street Smartな人達はそこらへんうまいことやってますね。そしてチームで成果をだして出世していく。ま、全員が全員、そうだというわけではありませんが。

私は明らかにBook Smartではないので、Street Smartの部類に厚かましいけど入れてもらいます(笑)Street Smartの特典として、Book Smartな人達に囲まれて働きながら、頭の良い人たちにあれやこれやいちゃもんつけながら仕事できてます。幸運もStreet Smartの条件のひとつに入るのかしら。

ほいじゃ、また次回!