お気楽シリコンバレーライフ

シリコンバレーで働くサラリーウーマンの思うところ、いろいろ

アマゾンゴーに行って来ました

先週ちょうどシアトルのダウンタウンに滞在していたので、ちょっとアマゾンゴーを覗いて来ました。

 

多分皆さんもうご存知でしょうが、アマゾンゴーはレジのないお店で、好きな物を棚から取ってお店を出るという仕組み。課金はアマゾンの口座にされます。

 

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店構えはこんな感じ。真新しいビルに入っているのでお店も綺麗。

 

買い物をする前にアマゾンゴーのアプリをダウンロードします。これをお店に入るときにスキャンします。

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店内はこんな感じ。

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はっきり言って、小さめのスーパーマーケットって感じ。商品自体には目新しさはありません。

でもオリジナルのマグカップは見つけた。

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お値段も6ドルほどで良心的。

アメリカのスーパーにありがちな、買い物袋は自分の持って来てね方式なんだけど、期間限定で無料の買い物袋。一人ひとつまで。

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お店を出るときはこのゲートを通る。前に立つと勝手に開きます。

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お店に入る時写真を撮り忘れちゃったんだけど、この横には同じような入り口ゲートがあって、日本の駅の改札のようにアプリをかざす場所があり、アプリを読み込むとゲートが開いてお店に入れます。

 

で、ゲートを出た所に買った商品を食べられるコーナーもあり。

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出口にはフォークとかナイフなどが置いてあります。

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私は朝ご飯を購入。

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正直あんまり美味しくなかった(笑)

お店を出たら領収書がアプリ経由で送られてきます。

お店での滞在時間も書いてあって、見張られている感満載。

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買い物はめちゃくちゃ簡単で、レジを待つ必要もないしのすけ誰かと話す必要もありません。確かに早くて便利は便利。これから結構な勢いで広がっていきそうな気がします。

 

実際に体験してみて思ったこと2点。

1. コンビニなどの人手不足はかなり改善できる。

全く店員さんがいないわけではなく、新しいお店の形でもあるのでアマゾンの従業員が配置されいてお客さんの質問には答えてました。でもレジ係は当然なし。人手不足に悩まされる業界には朗報でしょう。

2. スキルを持たない人達の職場がさらに少なくなる。

ただでさえ社会的な格差が広がっていることが問題になってますけど、こうした形態のお店が増えると今まで教育レベルの低い人達、もしくは仕事の経験が浅い学生達の雇用場になっていた小売店の仕事がなくなってしまうかもしれません。

 

あと、これは言葉の通じない外国でも便利ですね。慣れない外貨をレジでもたつきながら払う必要もなくなるし、キャッシュを持ち歩く必要もないし。将来は外貨に両替する必要もなくなってくるのかな〜。

 

いつも新しいアイディアが出てくると何かしらのインパクトがあるものですが、こうした無人店が広がっていくことでどんな社会的影響が出るのか見ていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

日本もセカンドチャンスのある国になるのかな

今でこそ私はそれなりに安定した仕事があって、それなりのお給料をいただいていますが、ここまで来るには本当に試行錯誤の連続で、失敗だらけの人生だったと思います。

はーっ・・・・(ため息)

これまでの私の人生を振り返ってみるとこんな感じ。

10代:楽な方へ、楽なほうへと流れていった、楽しかったけど怠け者時代

20代:就職、結婚、出産、の三大イベント終了。就職が楽な時代で良かった(汗)

30代:アメリカへの移住、アメリカで就職、そして大学に復学してひたすら勉強

40代:学士過程を終了。仕事も軌道にのって、昇格。サクラメントからシリコンバレーに転勤。調子にのってMBAもゲット(51歳の誕生日が卒業式)。

そして、50代に突入してしまった現在・・・。所謂、遅咲きの人生ってヤツですね。ま、けっこう時間はかかりましたが、お蔭様で今はけっこう幸せです。

 

こうやって振り返ってみると、アメリカがセカンドチャンスのある国で良かった~、というのが一番の感想。引っ越して来た国がアメリカでよかったな、と、しみじみ思います。

 

大人になってすぐに就いた職業が合わなかった、なんていうことはよくある話で、若い頃から天職がわかっている人ってすごいな~、って私は心から尊敬しちゃいます。私なんて、30代後半でアカウンティングのクラスをとって、やっと実は経理(の要素のある仕事)が好きだったということに気がつきましたもの。遅い!!

 

アメリカでは仕事と学校の二足の草鞋を履くのは一般的ですし、新しい分野のことを勉強して転職することも一般的。アメリカは人の流動性が非常に高いですね、日本と比べたら。ま、移民の国で、いろんな国から続々と移民が流れ込んでくるという国の成り立ちも流動性の源になっているんでしょうけど。

 

日本は労働人口が減ってるって騒いでますけど、セカンド・チャンス、というかキャリアの方向転換ってどれくらい簡単にできるんでしょうか。仕事というのは世の中の変化に伴って変わっていくもので、ふた昔前くらいにあったワープロのオペレーターなんて仕事はもうなくなっちゃいましたよね。それに変わって、ユーチューバーなんて、10年前だったら「何それ?」みたいな職業が出てきたし。こういった新しい業界に対応できる人材をどうやって確保していくかって、迅速に解決しなければいけない課題だと思うんです。アメリカはどうやって解決しているのか?他の国からスカウトしてきちゃうんですよ。だからシリコンバレーとか、非アメリカ人のエンジニアだらけ。日本はまだちょっと移民には厳しいみたいだから、ひたすら日本人の人材を確保しなきゃいけないだろうし。ま、ここらへんは変わってきているみたいですけどね。私が日本に行くたびに、外国人の店員さん増えてるし。良いことです。労働力を移民で賄うと同時に、古くなってしまった業種の人材を新しい職種で使えるように訓練して採用することも大切だと思います。そして、こうした後発組の有能な人材は昇格、昇給の対象に年齢、性別、人種関係なくするべきです。って、これは後発組で恩恵を被った私の個人的な意見ですけれど。

 

日本でも大人向けの職業訓練校とか大学のコースが出てきたみたいで、喜ばしい傾向だと思います。こうしたセカンドチャンスを生かして、いろんな分野で活躍する人達がどんどん出てきたら良いのにな、って思います。がんばれよ~、日本!

 

カトリーヌ・ドヌーヴのセクハラ告発非難 - わかるけど、うーん・・・・

しばらくフェイスブックは #Me tooの嵐でした。そしてゴールデングローブにもセクハラ絶滅を宣言するスピーチが多くあらい、出席者はセクハラ非難に同調を示すための黒いドレスやスーツに身を包んで式に参加していました。

で、ここに来てカトリーヌ・ドヌーヴさんを含めたフランス人女性達のオープンレター。原文はフランス語で、残念ながら私はフランス語がわからない(泣)のでCNNのニュースを読むとか、日本のニュースを読むしかないんですけど。

これ、気持ちはわかるんだけど、ちょっと私としても気持ちは複雑です。

www.huffingtonpost.jp

www.cnn.com私も#Metooで、日本に住んでいた頃、痴漢被害にあったことは多々あります。小学校高学年の時、通学路でまったく見知らぬ変質者にいきなり胸をつかまれたことがあり、あの時の恐ろしさは今でもはっきりと覚えています。高校から社会人までずっと電車通学、通勤だったのですが、何度痴漢にあったことか・・・・。あれはれっきとした犯罪です。不快なこと極まりない。

幸いなことに職場には恵まれ、セクハラにはあったことはないのですが(多分私がコワくてうるさい女キャラだったからかも)、友人には上司からのセクハラが原因で退職した人もいます。

だからセクハラや性犯罪を擁護する気持ちはまったくございません。

でもね~、確かにバランスってあるんじゃないかと。

アメリカで仕事して20年近くになりますけど、本当に男性が女性に褒め言葉を言う場面を見るのは日本を比べるとかなり少ないです。日本で仕事をしていた頃は、少しおしゃれをして仕事に行ったりすると洋服を褒められたり、ヘアースタイルを変えると「似合うね」とか、外見に関してのポジティブなコメントをよくいただきました。でもアメリカだとたまに男性が「今日の洋服すてきだね。」というコメントをくれた後で、ちょっと不安そうに「今のコメント、下心ないからね。」的なフォローが入ったりすることも。ドイツ人の同僚(男性)がアメリカに赴任してきた時、まったく笑顔がない人だったので、親しくなってから「あんたは本当に愛想のない人だと思ったよ。」と言うと、「下手に女性に笑顔で接したら、セクハラで訴えられるかとビクビクもんだったから。」という答え。

あきらかにセクハラ(仕事に関する報酬を与える代わりに性的な関係を求める)は論外として、ちょっとした言葉遊びとか褒め言葉を取り上げて騒ぐのはどうなのかな~、って思うんですよね。

もっともセクハラの定義は広いし、人によって解釈のしかたも違います。日本でOLをしていた頃、社員旅行先で先輩男性社員がお酒に酔って、女性社員の手を握り「俺と結婚してくれ。」なんてやってましたけど、私達女性社員はお酒の場の余興として笑って済ませていました。実際、この先輩男性社員は普段は本当に温厚で良い人で、信頼関係が築けていたこともあったと思います。この同じ先輩社員が、別の酒席で派遣社員の女性に同じ事をしたところ、その派遣の女性は「セクハラだ。」と騒いでいました。それを横目に見て、私と友人同僚は「○○さん、良い人なのにね~。それにしても、セクハラって騒がない私達って、お・と・な」なんて言ってましたけど。ま、これは冗談ですむ程度のことだったので、笑ってすませることができたんでしょうが。

こういう軽度のおふざけをセクハラと判断するかどうかは、ケースバイケースになりますし、こうしたやりとりが全くない世界というのも確かに味気ない気がするのは私が昭和の女だからでしょうかね。全てが1(あり)と0(なし)でできているデジタルの世界に世の中はなりつつあるんでしょうか。だから草食男子がはびこるんでしょうか。

繰り返して言いますが、私は性犯罪はセクハラは決して許せることではないと思います。でも、男性が女性を一生懸命に口説くとか、気になる女性を言葉を尽くして褒めるとか、人間の基本的な自然な欲求から起こる行動は良いんじゃないかと思うんですけど。

特に50歳超えて褒め言葉は希少になっている最近は、小さなことで良いから褒めてくれい!と密かに願っているオバちゃんです。(笑)

 

2018年もシリコンバレーがイケそうな3つの理由

明けましておめでとうございます。11月末から12月にかけて仕事と遊びに何かと忙しく、すっかりブログもサボってました。いや~、毎日ブログ書く人って本当にすごいですね。それだけで尊敬しちゃいます。

12月は私の誕生月でもあるので、自分への誕生日プレゼントとして30年ぶりにラスベガスに行って来ました。当然ですが30年前と比べてラスベガスは超進化していて、本当に大人のディズニーランド。べラジオの噴水が見える部屋に泊まったので、15分ごとにある噴水のショーをすっかり堪能して来ました。

で、進化していると言えばシリコンバレーもあちこちで工事があって、全米、そして世界中から人が集まってきている感じがします。州外から引っ越してきたらしい他州のナンバープレートをつけた車をよく見かけるし、渋滞も毎年ひどくなっています。車なしでは生活ができないので、人口が増えると自然と車の数も増えて渋滞がひどくなるのです。いろんな会社が新しいオフィスをシリコンバレーに置くことを決めて、どんどん人を採用し、その人達が住む住宅が必要になるのですが、住宅の供給も追いつかなくて家の値段は上がる一方です。私の住んでいる地区はヒスパニックが多くて、比較的値段の手頃な家が多いのですが、それでも土地付一戸建てだとたいした物件じゃなくても1億を軽く越すようになりました。

ここまで家の値段が高くなると出てくるのが、高い住居費、税金、そして渋滞に疲れてみんなシリコンバレーから離れていく、という説。そして、もっと物価の安いテキサスにみんな引っ越して第二のシリコンバレーができる、という説。

ま、外から見てると説得力のある理論かもしれませんが、私の個人的な感覚としてはそんなことはないんじゃないかな、と思っています。

シリコンバレーがなくならない大きな理由のひとつに、人間の行動は理論的ではない、ということがあると思います。

理論的に考えるとシリコンバレーはめちゃくちゃ住みにくいです。特に家族持ちには。普通の小さなアパートでも家賃が30万以上するし、渋滞はひどいし、人は多いし、夜遊びする場所もろくにないし。若い人達だけではなく、けっこう年をとった人でも家賃を節約するためにルームメイトと住む人が沢山いるというニュースを最近見ました。うちの近所を歩いていても、一軒の家の前に何台もの車が駐車していて何人もの人が一軒の家をシェアしていることがわかります。

テキサスなど家の安い州に引っ越せば、広い家に安く住めて快適な生活が送れるのに、なぜ他人と部屋をシェアしてまでシリコンバレーに住みたいのか。いくつか理由を考えてみました。

1.エスニックのエコシステムが確立されている

これはどういうことかと言うと、シリコンバレーには様々な人種の人口が多いので、アメリカ人ではないマイノリティーにも住みやすい環境が整っているということです。例えば日本人コミュニティー。日本から様々な会社がシリコンバレーに進出しているので、日本人の人口もそれなりに多く、日本のスーパー、日本人の医者、歯医者、美容師などなど、日本にいるのと変わらない生活がそれなりにできます。これは他のマイノリティーである、中国人、韓国人、インド人にとっても同じ。私は以前サクラメントで白人の囲まれて生活して、日本人とはほとんど接触のない生活を送っていたので、日本のインフラが整っているシリコンバレーのありがたみが良くわかります。私の場合、英語には不自由しないので日本のインフラがある場所に住む必要はないのですが、それでもフラッと日系のスーパーに寄ってお弁当を買うことができるのは本当に便利でありがたいことだと思うのです。こうしたエコシステムはある程度の人口が集まらないと成り立ちませんし、確立されるまでにはある程度の年数がかかります。そして人を惹きつける強力な磁石のような役割を果たすのです。

2.それなりにお給料が高い

物価も高いですけど、それなりにお給料も高いので、工夫して節約すればそれなりの生活をすることができます。特にソフトウェアのエンジニアだと、大学を出てすぐでも10万ドル近い年収のオファーがあります。若い人はたいていアパートをシェアして家賃を節約するか、実家がシリコンバレーにあるとそのまま親と一緒に住んで、自分の収入を貯めて家を購入する際の資金にすることもできます。私はお給料の低いアシスタントから働き始めて今に至る過程で学んだことは、節約も大切だけど収入を増やすことの方が資産を増やすことに効果的である、ということ。以前誰かが、年に6万ドル稼いでワークライフバランスを目指すんだったらコロラドとか行った方がいいよ、って言ってましたが、年収6万ドルだとリタイヤできるだけの資産を形成するのにかなり年数がかかります。それならシリコンバレーでバリバリ稼いで、節約しながらお金貯めてリタイヤした方がいいかも、って思うのです。

3.面白い仕事がある

これは日本の大都市でも同じだと思うのですが、やっぱり面白い最先端の仕事はシリコンバレーにある本社機構に集まるのです。物価の安い他州にあるのはコールセンターやオペレーションセンターなどの、頭数は必要だけど比較的誰にでも勤まるような仕事が大半。シリコンバレーだと人件費が高い分、ビジネスに繋がる仕事をしなければならないので、いわゆるKnolwedge Work,頭をフルに使う知的産業があちこちにあるのです。知的産業に関わるのは高度な教育を受けて世界中からリクルートされてきた人達。その人達が毎日切磋琢磨して新しいアイディアを出し合い、競い合っている風景があちこちで繰り広げられているのです。で、そういう人達の話を聞く機会もいろんな場所であります。一度こういう環境で仕事をしてしまうと、他の環境で仕事をすることがつまらなく感じてしまうんじゃないでしょうか。

 

シリコンバレーにはこういったお金の価値だけでは測れない魅力があると思うのです。そしてこういった、魅力がシリコンバレーに人を、そしてビジネスを惹きつけるのでしょう。いったんこの魅力にハマッた人達は、高い家賃を払いながら、高速道路の渋滞に文句を言いながらも、シリコンバレーで働き続けると思います。

そして、そういった人達がわんさか引っ越してきてるので、今年もシリコンバレーは安泰なんじゃないかな、って私は思ってます。

ちなみにこれ、シリコンバレーのあるサンタクララ郡の人口統計。2010年から2016年にかけての人口増は7.7%でした。

www.census.gov

1月の最初の週も終わりに近づいてきました。そして、出張のスケジュールも入ってきました。今月はテキサスとノースカロライナに行くことになりそうです。今年も忙しく、楽しい1年になりそうです。

今年もよろしくお願いします!

おひとりさま行動、そして、旅先での出会いの醍醐味

今の会社に勤めて18年ほどになりますが、誰かと一緒に出張したことは片手で数えるほどしかなく、殆どの出張はおひとりさまです。先月にドイツに出張した際も、出張の目的は会社の年度初めのキックオフ的なコンファレンスだったのですが、同僚とは現地で落ち合いました。

フライトのスケジュールの関係でフランクフルトに到着したのが朝の9時。フロントに聞いてみると、やっぱり部屋の用意ができていない、と。ドイツ人の同僚達からさんざんフランクフルトはつまらない街だということを聞かされていたので、街中まで行く気はなかったのですが、時間が空いたしホテルのあるフランクフルト空港から街中まで電車ですぐなので、行ってみることにしました。フランクフルト空港は今まで散々乗り換えで来たことがあるのですが、実際に空港を出るのは初めてです。

フランクフルト空港の下の階に降りて切符の自動販売機を前に格闘(って、そんなに難しい機械ではありません)していると隣にいた女性が手伝ってくれ、行き先の駅も一緒だったので二人で連れ立って電車を待つことにしました。聞いてみると彼女もフランクフルトには出張で来ていて、その週に行われていたブックフェア(本の見本市みたいなもんですかね)に行くということです。彼女は出版社に勤めていて、ブックフェアでいくつかの本の権利を他の出版社などと交渉するということでした。

で、どこから来たの?という私の質問に返ってきた答えが「アゼルバイジャン」

正直言って、彼女の風貌からルーマニアあたりの東ヨーロッパを想定していた私の脳ミソは、最初彼女の答えを理解することができず「え?どこ?」と、聞き返してしまいました。「I’m from Azerbaijan.」「おー!私、アゼルバイジャンから来た人と初めて会うわ!」と、間抜けな返事をする私。でも、彼女はアゼルバイジャン人ではなく、出身はウズベキスタンだそうです。アゼルバイジャンの都市であるバクが気に入って、そっちのほうが住みやすいという理由でアゼルバイジャンに住んでいるんだとか。

そこらへんの地方の地理にも文化にもとっても疎い私は、非常に基本的な「アゼルバイジャンってどこにあるの?」というお馬鹿な質問から始めてしまいました。あ~、恥ずかしい。でも、聞かなきゃわかんないし、ググるより現地の人から直接聞いたほうがいろんなこと聞けるし。

彼女曰く、ウズベキスタン人である彼女はアゼルバイジャン人とは風貌が違うので、アゼルバイジャンでみんな優しくしてくれるそうです。アラブ系の顔立ちのアゼルバイジャン人に対して、ウズベキスタン人はアジアっぽい風貌があるらしく(彼女はどう見てもヨーロッパ系白人の顔してたけど)、外国人として優遇してくれるみたいなこと言ってました。私が「あなたあまりアジア人っぽくないじゃん」とつっこむと、「そう?目のあたりがアジアっぽいでしょ?」って、目の脇を吊り上げてましたけど(笑)

ウズベキスタンもアゼルバイジャンも、私にとっては旧ソビエト連邦に属していたわけで、こんな風にお互いに外国扱いするとはちょっと意外。そう言えば以前ウクライナ人の友達と話していたときも「ロシア人はみんなからの嫌われ者。僕はウクライナ人で、ロシア人じゃないよ。」って言い切ってたの思い出しました。

面白かったのは、私が日本人だって言うと「私、こんまりの大ファンなの!!!」と、いきなり近藤麻里恵さんネタ。マジですか?ドイツのフランクフルトでアゼルバイジャン人からこんまりネタを振られるとは想定外でしたね~。こんまりの本がアゼルバイジャンでも売っているのか聞いてみると、売られてはいないけど散々こんまりのことはユーチューブで見ていて、妹にも教えてあげたのよ、彼女の片付けの方法は素晴らしいわ、ですと。ちなみに、後日ドイツ人の友人とごはんを食べたときに、アゼルバイジャン人が日本人の片付け名人のこんまりって人を知っていてさ~、って言ったら「こんまり知ってる~!!」これには私も目がテン。こんまりの名前は知っていても、本を読んだことも、ビデオを見たこともない私はなんだかグローバルトレンドの波に乗り遅れている感満載になってしまったのでした。こんまり、恐るべし。

で、話は戻って、アゼルバイジャン人のマリアちゃんと私は電車の中ですっかり意気投合し、市内を巡る2階建てバスに一緒に乗ることにしました。駅前にあるマリアちゃんのホテルに彼女の荷物を預けて、二人で2階建てバス乗り場にレッツゴー。

バスに乗るチケットを買うためのチケットオフィスに向かう途中、彼女が「あ!あのお店、行きたい!」と目を輝かせて指差した先は、なんと・・・・・あの・・・・・ですね・・・大人のおもちゃのお店・・・・。彼女曰く、ウズベキスタンもアゼルバイジャンもイスラム教の国なので、こういうお店はない、と。ま、ドイツはけっこうオープンで、白昼堂々、ドッカーン(でもないか)とこういうお店が普通に他のお店を軒を並べていたりする。「へ?」と、目が点になりながらも、「別にいいよ」と、私も同意して女性二人連れ立って平日の午前中からセックス・ストアに行って来ましたよ、ええ。店の中では二人であれこれ言うこともなく、私は私で店の中を目的もなくプラプラ歩き回り、彼女は「ふーん」って感じできょろきょろしてました。5分くらい店内を冷やかした後、マリアちゃんも気がすんだのでしょう。お店の人に「Thank you」って挨拶してお店を後にしました。それにしても、興味があるのがそこかい?って感じでおもしろかったですね。

その後、二人で2階建てバスに乗ってフランクフルト市内を巡り、中心駅の近くのレストランでランチして別れました。確かにフランクフルトは他の街に比べてつまらなく、これじゃあみんなフランクフルトの悪口いうわな、っていうのが私の個人的な感想。逆にいうとつまらなさを確認できて良かったです。(注:あくまでの私個人の感想です。フランクフルト好きの人も世の中には沢山いると思うので・・・)

そして気が合う合わないって、本当に国籍とか生まれ育った環境とか、年齢とか、関係ないな~って、つくづく思いますね。今回出会ったウズベキスタン出身アゼルバイジャン在住のマリアちゃんと、日本出身アメリカ在住の私とは、育った背景も違えば、年齢もたぶんかなり違う(50代に手が届いた私と、たぶん30代前半くらいの彼女)のですが、生き方に対する考えがとても似ていて、本当に話が尽きませんでした。「強く願えばいつか必ずかなうわよ。」というPositive Thinkingのマリアちゃん。出会うことができて良かった、と、思える人でした。

ひとりで出張先をウロウロしていると、おひとりさまをつまらなく思う時が殆どなのですが、たまにこういった素晴らしい出会いを神様が用意してくれてます。そして、こうした出会いは多分おひとりさま行動だからこそ、という気もします。これぞ旅の醍醐味ですね。だから、あっちこっち行くの、やめられないんだよね~。

次はどんな人と会えるのかな?楽しみ。

日本と韓国に出張行ってました

久々にブログ書いてます。水曜日に日本、および韓国への出張から戻って来ました。水曜日は外せない会議があったので、サンフランシスコに昼くらいについて、家に帰ってシャワーを浴びてお化粧しなおして早速オフィスへ。

づかれた。老体に鞭打って働いてます。

韓国はこれまで何度も出張で行っているのですが、週末を過ごしたのは今回が初めて。で、せっかくなので板門店に行って来ました。若い同僚に「今行くか??」(このきな臭いご時勢に、ってことですね)と、あきれられましたがツアーに申し込んだらちょうど問い合わせた日にツアーが組まれるということで、パスポートのコピーを送ってクリアランスをもらい、行って来ましたよ、板門店。板門店のツアーバスは約50人ほどが乗っており、半分は日本人であと半分はヨーロッパ、オーストラリア、アメリカなどからの観光客でした。一日にバス2台分の観光客しか受け入れないそうです。そして、行きに2回帰りに1回のパスポートチェックがあります。

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あっち側に見えるのが北朝鮮軍のビル。ブルーの建物はUNC(United Nations Command)、要するに韓国側。この写真では見えませんが、ブルーの建物は3棟あり、その3棟をはさむように北朝鮮側のシルバーの建物が2棟あります。

建物の中までブルー。

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「板門店に行くよ」って韓国人の同僚に言ったら「それ、外国人だけ行けるんじゃない?」なんて言ってましたけど、どうなんでしょうね。「韓国人は行けないの?」って聞いたら「よく知らない」って。韓国人に韓国のこと聞いても「知らなーい」っていう答えがよく返ってくるので、そこらへんは日本の歴史とかよく知らない日本人と同じで面白いです。

実はこの板門店訪問、なんと脱北事件のあった2日前に行ったんです!で、面白いのは私が脱北事件を知ったのは日本にいる友達から「大丈夫だったの?」というコメントが来たから。「え、何?」という反応をする私に北朝鮮兵士の脱北の日本のニュースを教えてくれ、初めて知りました。

だって韓国人の同僚、誰も話題にしてないんだもん(笑)しかも、脱北事件が板門店であったらしいよ、と、一緒にいた同僚(韓国人)に言うとネットで調べ「あ、ホントだ。でも、そんなに大きな扱いのニュースじゃないね。」とのこと。しかも、記事の中心は、手術にあたった外科医がいかに凄腕かというものだったそうで。なんなんですかね、この報道陣の脱北事件における日韓の体温差は。はっきり言って韓国の一般人は北朝鮮の心配なんてこれっぽっちもしていないみたい。バスのガイドさんも、韓国人はこういう状況に慣れていて、日本上空をミサイルが通過したというニュースを、彼女の娘さんは朝食の卵焼きを食べる箸を休めることなくふーん、という感じで冷静に聞いていたとか。私の韓国の同僚も、「南北が統合されたとき、統合される側が荒れた状態だと困るから、北は南にミサイルを撃ち込むようなことはしないよ。たぶん今は韓国が一番安全なんじゃないの?」と涼しい顔。

そんなもんなのかね~。

話は変わりますが、ソウルは本当に今、日本人観光客にとって変わって中国人観光客だらけ。板門店のツアーの発着がソウル中心にあるプレジデントホテルだったので、歩いてすぐのロッテデパートに行き、冷やかしで免税店階を覗いてみたら、ここは中国人観光客御用達階ですか状態。中国人観光客がいるわ、いるわ。ヴィトンやらカルチェやらの高級ブティックに群がる人々。いや~、日本のバブル時代を思い出すな~。

そして思いっきり盛り下がってるのは冬季オリンピック。一応ロッテデパートの前にはこういうのがありましたが、ここと空港くらいだったな、オリンピックのマスコット見たの。

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韓国の同僚達に「冬季オリンピック、もうすぐだね。」と、話をふっても全然乗ってこないし。「韓国は冬のスポーツ、強くないからね~。」というつれない返事。やる気ないない(笑)

あとひとつ、間一髪(ってほどのことでもないけど)だったのが浦項での地震。うちの会社、浦項にもオフィスがあって月曜日から火曜日にかけて浦項のオフィスに行っていたのです。で、なんと水曜日に地震が!韓国では地震なんてめったにないので、みんな本当にびっくりしたみたい。生まれて初めての体験で本当に怖かったって言ってました。その週には人生を左右すると言われている大学の共通試験もあったのに、それも延期されたし。マグニチュード5くらだったので、日本人には比較的たいしたことない揺れでも、経験したことのない人達にとっては大事だったんでしょうね。私の同僚達もみんな何もなく無事だったようで何よりでした。

そして最後は浦項で泊まったベスト・ウェスタンホテルからの朝日。ここは浦項で唯一(?)アメリカ系のホテルで、浦項への出張時には必ずここに泊まっています。全室オーシャンビュー!!基本的にビジネスホテル的な位置づけなので、アメニティとかたいしたことありませんが、アメリカ系のホテルらしく全てが合理的にできていて、快適に過ごすために必要なものは全てあります。ただスリッパは使い捨てのじゃなくて、使いまわしするタイプなので、私は使用しませんでしたが。(ま、アメリカにあるこのランクのホテルはスリッパなんて置いてないので、置いてあるだけいいのかもしれないけど。)

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今週末は家でゆっくり時差ぼけ調整します。

ドイツ出張

2週間ほどドイツに出張しております。

フランクフルト空港にあるホテルに1週間缶詰め状態。そして火曜日にニュルンベルクに移動してまた会議。

でもフランクフルトでの会議の合間に同僚とフランクフルトの街を少しだけ散策してきました。

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市役所がライトアップされてました。

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マイン川沿い。

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 あと1週間ドイツだわ〜🇩🇪🍺