お気楽シリコンバレーライフ

シリコンバレーで働くサラリーウーマンの思うところ、いろいろ

第22回国際女性ビジネス会議に行ってきました

昨日、日本および韓国へ出張から帰ってきました。今日は時差ボケで無意味に早起き・・・。今日は日曜日で特に予定もないので、早速第22回国際女性ビジネス会議のご報告。

この会議はイー・ウーマン主催のイベントで、約1000人の参加者がいるとのこと。ちなみに私が払った参加費は5万9000円でした。当日参加だと7万9000円まで上がるみたい。早めに申し込むと4万9000円のようです。ご参考までに。たぶん会社に払ってもらって参加している人も多いと思うのですが、私の場合日本のビジネス社会とはあんまり関係ない仕事してるもんで、自分で払いました。高いな~、とは思ったのですが、日本の女性を取り巻くビジネスがどんなもんかを見たかったので、見学料と割り切りました。

会場はお台場にあるホテルグランドニッコー台場。

会場内はこんな感じです。

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スポンサーの会社。私が以前勤めていた会社(名前は変わっちゃったけど)もスポンサーでした。

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で、スポンサーの会社からのお土産やらパンフレットやらがこの袋に入って、お土産ととして受付で渡されます。本当はフルグラ、一袋だけが最初入っていたんだけど、会場で他の見本もお姉さんが配っていたので、「ください」と言ってもらってきました。だってアメリカでフルグラ買うと、超高いんだもん。これは嬉しかった。

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 で、会議の内容は前半と後半に分かれていて、前半は全体会議、後半は分科会になっています。アメリカで参加したこの手のコンファレンスもそうなんだけど、分科会は当たりはずれがあるので、どの分科会に参加するか悩むところ・・・。

私は久しぶりに会う会社の先輩が参加している「変わる取締役会」そして「Education for future leaders」に参加しました。

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佐々木さんのオープニングスピーチの後は、いきなり小池百合子さん登場。(写真、いまいちですみません。一番左端に座っているのが小池さん。)10分ほど、保育園の待機児童をどうするか、女性をどんなふう生かすかとかについてスピーチ。プレゼンの写真とっておけばよかった。待機児童以外、はっきり言って何を言ったかあまり覚えてない(笑)

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メインセッション

メインセッションで良かったな、と思ったプログラムトップ3です。(どれも良かったので、良かった順ではありません。)

(1)MIGAの長官である本田桂子さんの「熊本発、ワシントンDC行き」。彼女のキャリアジャーニーは私とはレベルが全然違ってこんなこと言うのは恐れ多いのですが、共感できること、重なることが多く、もっとこの人の話を聞きたいと思わせるものでした。さすが、元マッキンゼーのシニア・パートナーです。話し方も簡潔で要を得ていて聞きやすかったです。最後に若い世代に送るメッセージとして自分が15-20歳若いなら・・・、というタイトルで3つアドバイスを挙げるところなど、さすがコンサルタントですね。これは若い人達に是非見ていただきたいと思ったので、シェアします。これは女性に限らず、男性にも当てはまることだと思います。

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(2)「男性の意識。どう変える?」これは良かった。何が良かったって、カルビーCEOの松本さん。いきなり「男性の意識を変えようなんて運動、やめたほうが良い。男性の意識は変わりません。なぜならば、彼らは3つの既得権を持っている。お金、権力・権限、そして身分・肩書き。これらを手放すわけがない。女性はこれらを奪わなきゃいけないんです。」おもわず私、拍手しちゃいました。拍手したの私一人だったから、会場のほとんどは賛成してなかったのかもしれませんが。これは本当にその通り。アメリカでも権力や肩書きは、男性の意識が変わって女性に「はい、どうぞ」と与えたものではなく、女性が男性から様々な努力をして、犠牲を払いながら奪ってきたものです。「変わって~」なんてのんきな事言ってないで、自分達の意識を変えなければ女性の社会進出は無理です。さすが、松本さん。実は私は松本さんのファンで、松本さんの記事を読むたびに彼の言うことに感銘を受けていたのですが、今回も松本さんの生のコメント、ストレート・トークを聞けただけでもこの会議に来た甲斐がありました。休憩時間に松本さんを捕まえて、厚かましくも名刺をいただいてしまいました!一生の宝物にします。

(3)「日本の未来に向けて」by小泉進次郎

この人、私が高校時代から社会人になるまで7年ほど住んでいた横須賀が地盤なので、少し親近感があるのですが、直に話を聞くと本当におもしろい。新しいタイプの政治家ですね。自分の頭できちんと考えている感がとてもよく伝わってきて、話し方も一般大衆を対象にいかにわかりやすく伝えるかかを考えているのがわかり、とても感心しました。ま、若くてイケメンというのもプラスですよね。しかし、実績が伴わないルックスは逆に負債事項になってしまうので、これからも頑張っていただきたいと思います。

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番外編:茂木健一郎さん

天才ってどうしてこんなに無邪気で破天荒でおもしろいんでしょうか。人の話とか全然聞いてないし(笑)。有森裕子さんが一生懸命に話している横で、携帯をいじりだしてセルフィーとったり、明らかに「僕、つまんない~。」って顔してるし。でも憎めない。いきなり立ち上がって何を言い出すかと思ったら、壇上にいる人達を指して「あのさ~、ここにいる人達は資本主義キャピタリズムの勝ち組なわけ~。でもさ~、(会場を指差して)こっちにもいろんなストーリーがあると思うんだよね。ここに境界線引いちゃうのはどうかな~。」みたいなこと言うわけです。これには会場、大受け、そして大共感。セッションが終わった後の親睦会でも茂木さんのこの発言に共感したという意見が多く聞かれました。

「退屈~」感満載の茂木さん。

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そしてケータイをいじりだす。(爆)これ、1000人いる聴衆のいる前でだよ。しかも自分がメインのトークで。いいな~、こういう自由満載感。

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分科会セッション

先にも言いましたが、私が参加したのは「変わる取締役会」と「Education for future leaders」

「変わる取締役会」は正直言って私には全然関係のない世界で、あまりおもしろくなかったです。もっと「変わる」ところに焦点を絞るのかと思っていたのですが、オープニングは佐々木さんが「取締役として参加している会社でノーと言ったことに今でも悩んでいる」という話から始まり、面白い話が聞けるかと思ったのですが、結局は取締役会に行くまでにほとんどの案件は根回しがすんでいる、というのが私の印象でした。じゃあ、どこが変わっているのやら。で、社外取締役に女性を登用する会社が増えているようなのですが、顔ぶれはどこも同じようで数合わせなのかな~、と言う感じもなきにしもあらず。なんだか不完全燃焼な分科会でした。他のセッションに出れば良かった・・・。

「Education for future leaders」は私が興味のある分野での話だったので、質問したいこともありちょっと期待して参加しました。で、私が質問したことは自信をあまり持てない女性達をどのように助け、ポテンシャルを引き出していくか。ということ。壇上にはIMDの北東アジア代表である高津尚志」氏がいらっしゃり、やはり自分を知ることが大切ではないか、とのこと。そして、自信を持つ振る舞いも大切であるとご自身の体験もふまえてアドバイスをされていました。

他にも質問があり、それは男性にもっと女性を取り巻く環境などの研修、教育をしたらどうなのかというものだったのです。それを聞いた私は思わず心の中で「松本さんの言うこと、聞いてなかったんかい?」と叫んでしまいました。女性ってなんでこう他力本願な考えをするんでしょうかね?(ため息)男性への研修やら教育やらですんでいたら、女性のキャリア育成はもっと簡単でしょう。人の意識なんてのはそんなに簡単には変わりません。この質問をした女性の意識が変わらなかったように。

ちょっと辛口になりますが、このセッションも正直言って「なんだかな~」という感じで不完全燃焼でした。名前は出しませんが、壇上でスピーカーの一人として参加していた方の英語(このセッションは英語でのセッション)が心もとなく、なんでこのセッションにのこのこ出てきたの?という感じ。最初に言ったことが「英語が得意ではないので、とても緊張しています」ですと。これはプレゼンテーション101でもある、「聴衆の前で言い訳しないこと」の真逆であり、本当にあなたプロで仕事してるの?って疑ってしまうレベルです。しかも、この人何社かの社外取締り役をしているとか・・・。なんだかちょっとガッカリしてしまいました。

全体の感想

佐々木さんの日本のビジネス女性のレベルを高めていこうという姿勢には脱帽します。この会議を20年以上続けてこられたことは素晴らしい。これだけの人数を集める大規模な会議なので、運営はとても大変だと思います。これからもぜひ日本のビジネス女性のために頑張っていただきたいです。そして、日本で働く様々なレベルの女性に会えて本音を聞くことができおもしろかったです。

結論から言うと、女性の社会進出というか、意識改革の先はまだまだ長いですね。もちろん昔と比べると女性の社会進出は進んでいると思います。数ヶ月前日本支社からアメリカに出張して来た同僚に「日本での女性の地位は上がりましたか?」と聞くと「上がったと言うより、変わったと言ったほうが良いと思います。」と言っていたのが印象的でした。言いえて妙ってこういうこと指すのかな。今回この会議に参加して、彼の言ったことが少しわかったような気がします。

私の印象としては働く女性達にも二極化現象が現れているのでは、ということです。今回の参加者のプロフィールで年収のデータがあるのですが、変形ながらもM字型。ご覧の通り、山が二つあります。最も多いのは500万から700万円、そして、700万から1千万で減り再び1千万から1200万で増えています。これは、総合職や管理職として勝ち組となっていく人達がいる一方でその他大勢は足踏みをしている、という状況なのではないでしょうか。

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あと残念だな~、と思うことは印象に残ったスピーカーの殆どが男性だったこと。本田さんのように、この人の話をもっと聞きたい!と思える女性は残念ながら少なく、中には「あなたわざわざここまで何話しに来たの?」と思えるスピーカーの方も。少なくともアメリカの似たようなコンファレンスに来る女性の方達は聴衆を魅了する方達が少なくないので、日本のこの状況は非常に残念です。やっぱり人材の蓄積が少ないんでしょうか。

実は会場で同じくアメリカから自費で参加した(その人は東海岸からでしたが)女性がいて、けっこう意気投合して話もはずんだのですが、「また参加する?」という問いには私も彼女も「うーん・・・。」でした。もし会社が払ってくれるんだったら、ただで2食出るしラッキー!だと思いますが、現段階では自分のお金出してまでは行く価値はないと思います。参加されたい方は、会社と交渉されたらどうでしょうか。

では、とりあえずご報告まで。

大学経営も結局はビジネス

日本では少子化に伴って大学の経営難が2018年問題として話題になっているようです。

大学が経営難に陥るケースはアメリカでもあり、やはり時代に合わせていかないと破産に追い込まれる大学もあります。何を隠そう私の母校のサンダーバードもやばいとこまでいきました。すったもんだあった末にアリゾナ州立大学に救われたんですが、どこの大学でもMBAが学べるようになってMBAホルダーが量産されMBAの価値自体が下がってきていることもあって、サンダーバードのように小規模の大学は生徒集めに苦心するようになり破産寸前までいきました。

じゃあハーバードとかスタンフォードなどの一流どころは悠々と構えているのか、というとそうでもなさそうです。

スタンフォードで行われたイベントに先日参加したことは以前のブログに書きましたが、イベント以上に感心したことはスタンフォードの猛烈な売り込み。イベント会場にはスタンフォード主催のExecutive ProgramやらMBAのプログラムやらのパンフレットが山積み。司会者もスタンフォードの様々なプログラムを次々にプロのセールスなみの饒舌さで参加者に勧めるし。スタンフォードの今日中がウェブで行うセミナーもたまに見たりするのですが、たいてい関連したプログラムがあり「まだ受け付けてますから、是非参加してください!」って呼びかけがあるし。ちなみにエグゼクティブプログラムのお値段は安いものは1万3000ドル(日本円で150万くらいですかね)から、高いものになると7万ドル近く。そりゃあ、売り込みにも熱が入るわな。ちなみにスタンフォード大の学費はご存知でしょうが涙がチョチョ切れるくらい高いです。学費だけで年間5万ドルくらい。スタンフォード卒業した人に会うと思うことは(1)親が金持ちなんだろうな。(2)学生ローンの借金いくらあるんだろう?(3)どのスポーツで奨学金もらったのかな、の3つ。それにしても学部や大学院でもけっこう稼いでいるだろうに、それに満足せず社会人向けのプログラムも高値でガンガン売るこの強欲さ。大学経営の見本みたいな大学ですな。

もうひとつ、こんな大学でもお金集めに奔走しているのか!と、驚いたのがアメリカの大学の最高峰。なんと、ハーバード大学。

シアトルに行く飛行機で隣に座った女性と話していて、仕事は何をしているのかと聞いたら「ハーバード大学で働いている。」と。彼女の仕事はハーバードの卒業生を対象に様々なプログラムを販売促進したり寄付金を募ったりすることだそうです。(ちなみに彼女自身はUCバークレーでMBAを取得。)

これ聞いたときは唸りました。お金のある大学はそれなりの努力もしているんだ、ということを目の当たりにした気持ち。ハーバードやスタンフォードだったらドーンと座って待っているだけで何もしなくてもに生徒達が集まってきてジャカジャカお金儲けできそうな印象ですが、どうやらそうではなく彼らは彼らなりにリソースを駆使してプログラムを売り、寄付金を集める努力をしているようです。お金持ちはこうしてもっとお金持ちになっていくんだな~。

日本の大学も少子化で若者だけをお客さんにしていたらやっていけないと気付いたらしく、社会人に向けたカリキュラムをいろいろと提供しているようですが、スタンフォードやハーバードを見習ってなりふり構わず頑張っていただきたいと思います。もちろん魅力的な商品(魅力的な教授陣やプログラムの内容など)がある、というのは大前提ですが。

 

 

 

私が会計学を専攻した理由

私はアメリカに来てから30代半ばで大学に入りなおし、8年かけて卒業しました。で、専攻したのはBusiness Administrationなのですが、通っていた大学ではConcentrationといって更に専攻科目がわかれており、マーケティングやファイナンスなどいくつか選択肢があります。

で、私が選んだのはAccountancy。経理というか会計学でしょうかね。

実は大昔、20歳くらいの時にとっても大人のお友達から「経理勉強したら?」というありがたいアドバイスをいただいたことがあるのですが、若者はバカ者の見本だったような私はそのありがたいアドバイスを「そんな地味な仕事したくな~い。だって私、数字とか嫌いだし~。」と、一笑に付していたのでした。ほんと、アホやったな~。

で、数学嫌いの私がなぜ数字関連の科目を専攻しようと思ったのか。

最初のきっかけは消去法でした。

アメリカで働くようになって人事のマネージャーに言われたことが、「あなたは大学を出ていないからマネージャーにはなれない。」でした。ま、ただ単に意地悪で言われたことだったのかもしれませんが、アメリカはある意味日本以上の学歴社会で、誰かが昇進した、なんていう通達には必ず職歴と学歴が書かれます。そう言われたことがきっかけで、大学に入ることを検討した際に専攻を考える必要があり、どうしようかな?と。

ひとつ明らかだったことは私はネイティブの英語力はない、ということ。なのでマーケティングとかコミュニケーションとか、高度な言語力を必要とする科目はやめておこう、と消去。

で、周りを見渡すとアメリカ人は数字に弱い、ということをあちこちで目撃するようになりました。どれくらい数字に弱いかというと、簡単な足し算引き算はもちろん、掛け算とかになると困っちゃう。(もちろん全員が全員そうなわけではありません。)ある日ウォールマートに行って椅子を買うときに現品しかなかったので、マネージャーが1割引きでいいよ、と店員に言って立ち去りました。さあ、そこからが大変。1割引きっていくらになるんだ?で相談が始まり待つこと10数分。マジ?これなら私も太刀打ちできそう!(ま、ウォールマートの店員をベンチマークにするな、というつっこみはおいといて・・・)ということで、ファイナンスかアカウンティングかな~、と。

で、コミュニティ・カレッジでの初めての経理の授業。先生が緊張する生徒達に「貸し方と借り方とは何でしょう?」と質問。静まり返る教室。そして、みんな頭の中でああでもない、こうでもない、と考える様子がわかります。すると先生が「貸し方は右側、借り方は左側。」思わず笑っちゃう生徒達。そっか~、そうなんだ~!

その瞬間、私は「これだ!経理を勉強しよう!」と決心したのでした。

冗談ではなく本当の話です。

結果から言うと、Accountancy勉強しといて大正解でした。実はこの専攻は卒業のためにとらなければならない科目がBusiness Administraionの中では一番多く、しかもまじめなガリ勉が多い(経理やる人ってどこの国でもまじめなのかな?)のでテストも良い点をとらないと良い成績がもらえません。在学中はすごく大変な思いもしたけど、好きなことを勉強できたので本当に楽しかった~。損益計算書や貸借対照表が読めるようになるのって本当におもしろかったし、どうやってそういう数字達が計上されるのかが理解できたのも良かったです。おかげで仕事にもすごく役に立って、仕事でも評価され昇進にもつながりました。会計学様様でしたね。

CPAの試験は一科目受かったところで今の仕事に就いてしまい、滅茶苦茶忙しくなったので受けるのやめちゃったけど、また勉強再開しようかしら。

これから専攻を決めようを考えている人がいたら会計学はお勧めです。滅茶苦茶勉強させられますけど。ビジネスをしていく上では非常に役に立つ学問であると思います。

今年も半年経過

なんと今年も半分すぎちゃいましたね。あ~、なんか、いろいろあったな。あれよあれよという展開の今年前半でした。そのせいか最近イライラすることも多く、ちょっと反省気味。こんな時はゆっくり立ち止まって考える時間を持ったほうが良いかもしれません。こんな気持ちの時は、何をすれば良いのかな?瞑想にでも行くべきかな?

このブログは日記みたいな感じでもあるので、ちょっと今年前半を記録しておこうっと。

1月 サクラメントの家を売りに出す

サクラメントの家を売りに出して、Coming Soonサインを立てたとたんにうちを買いたいと言う人が訪問してくる。翌日にはオファーしたいと言ってきて、あれよあれよと言う間に売れてしまった。

出張先:シアトル、シンガポール経由でインドのバンガロール

シアトルでは偶然居合わせたサンダーバードの同級生達と合流。また、10年以上ぶりくらいに元同僚とランチ。新しい友人と古い友人と会えて、充実の時間。

2月 サクラメントの家売却、そしてハワイで家探し

サクラメントの家を売った目的は、ハワイで家を買うための頭金作り。ということで、オアフに家を探しに行く。バンガロールからサンフランに朝着いて、そのまま空港で旦那と待ち合わせホノルルへ。づかれた。

ハワイでは友人から紹介してもらったとても人の良いエージェントがあちこち案内してくれて、オアフの西側を初日に、そして2日目には東側へも案内してもらった。

結論は東側は予算的にまったく手が出ない。で、西側にあるコオリナというリゾート地のタウンハウスをもう一度見に行く。物件は比較的新しいし、ディズニーのアウラ二も近くにあって、きちんと手入れがされているエリアなので住み心地良さそう。ということで、コオリナにある物件が売りに出たら連絡してもらうことにする。

2月半ばにサクラメントの家は売れ、旦那もサニーベールのコンドミニアムにお引越し。サクラメントのおうち、愛着があったんだけどな。長い間、ありがとうね。

出張先:1月末に出発したバンガロールなので、2月始めに帰国。後半にはウィーンでの会議に出向く。

3月 オアフで家を買う

エージェントがいくつか送ってくれた物件の中で、気に入ったものがあったので、娘に見に行ってもらう。フェイスタイムでおうちの中の様子を中継してもらい、彼女の意見も聞いて紹介された物件のひとつにオファーを入れる。ラッキーなことに、サクラメントの家を売ったお金で頭金は賄えそう。ローンも問題なく組めるということで、話をすすめることにする。めでたく無事契約に至り、書類を整えてあとは待つだけ。

出張先:韓国のオフィスに行く。韓国に行く前に数日間だけ日本に寄って、友達と会ったりして楽しく過ごす。やっぱり昔からの友達は落ち着くし、楽しい。

4月 オアフの家に旦那と娘が引越し

めでたく4月5日にタウンハウスの契約が成立し、家の鍵をもらった。鍵をもらうまではヒルトンのハワイアンビレッジに一時滞在。鍵をもらった翌日にサクラメントから送っておいた家具を倉庫から引越し屋さんに家まで運んでもらう。娘は今まで住んでいたエワビーチのおうちからお引越し。愛犬も全ての予防注射の待機期間が満了になったので、サンフランシスコからオアフに旅立つ。銀行で口座を開けたり、今回のハワイ滞在は水着を一回も着ることなく終了!

5月 カリフォルニアとハワイでの二重生活の始まり

今まではサクラメントとベイエリアの二重生活だったけど、これからはカリフォルニアとハワイとの二重生活。幸運なことに、ベイエリアで住んでる場所がサンノゼ空港から渋滞がなければ10分かからない距離だし、サンフランも使える。5月は29日がメモリアルデーの祝日なので、5日くらいオアフでゆっくり過ごす。

出張先:シアトル

6月 なんだかんだで野暮用の多い月だったような気がする。週末はサクラメントの友人に泊りがけで会いに行ったり、台湾人の友達を飲茶食べに行ったり。

出張先:シアトル。今回は日曜にシアトル入りして、ボーイングの工場見学に行った。シアトルはしょっちゅう行ってるけど、工場見学に行くのは初めて。面白くてためになったわ~。

6月末にハワイへ。7月4日が独立記念日の祝日なので、10日ほど休んでハワイでのんびり過ごす。と言っても、家にいるわけだから買い物に行ったり、料理したり、犬の散歩行ったりで何かと忙しいんだが。でもコオリナにタウンハウスを買ったのは正解だったな~。周りを散歩するだけで、海亀やアザラシを見ることができるし、海を眺めているだけでも気持ちが落ち着くし、ゴルフ場の横を歩いているだけでも気持ちがよい。清水の舞台から飛び降りる気持ちでの買い物だったけど、良い買い物だったと本当に思います。

ほんでもって、昨日ベイエリアに戻ってきて今日から仕事=現実。

来週には日本に行って友達と遊び、それから韓国での仕事へゴー。

2017年、後半も頑張っていきましょう!と、自分に気合を入れて頑張ります。

 

スタートアップのためのオフィス Plug and Play

私はシリコンバレーに住んではいますが、エンジニアでもなくスタート・アップで働いているわけでもないので、普段の生活は全然シリコンバレーに住んでいなくてもできるでしょって生活です。

でもシリコンバレーライフなんてタイトルつけてるブログなんだから、ちょっとはシリコンバレーっぽいこと書きたいな、と思って行って来ました、プラグアンドプレイ。

plugandplaytechcenter.com

ここはスタートアップの会社が集まるオフィスなのです。サンダーバード(私が卒業した大学院)の集まりで知り合った人がプラグアンドプレイにあるスタートアップで働いている、ということを聞きつけ、オフィス見せて~!ってお願いして押しかけました。

まずはオフィスの外見から。外から見るとなんてことはないオフィスビルです。

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で、なぜか入り口のドアの前にでっかい仏陀がおいてある・・・・。なぜだ・・・・。

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で、ビルの中に一歩入るとこんな感じ。スタートアップやスポンサーなどのプレートが所狭しと飾ってある。

 

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で、彼女が働くスタートアップはフランス人が始めたビジネスなので、働くチームも大半がフランス人だとか。ランチする約束で行ったんだけど、彼女いわく「今日は金曜日でアペリティフの日なの。」ですと。

で、チームが働くスペースにお邪魔するとこんな感じでみんな談笑中。「ワインとシャンパンとどっちが良い?」と、聞かれ。うわ~、フランスやな、って思っちゃいました。昼からワインとシャンパンかい?しかもオフィスで?コンサバなうちの会社じゃ考えられない(笑)さすが、スタートアップ。

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このスタートアップの創業者にも紹介してもらい、創業者とスペインから来ていたらしいビジネスパートナーっぽいひととの会話を聞いていたんだけど、まあ、物事を進めるスピードの速いこと、速いこと。新幹線も真っ青。

創業者「来てくれてどうもありがとう。あとはそこに座ってるフィリップと話して。彼スペイン語話すから、直接スペイン語で大丈夫だよ。」

ビジネスパートナー「わかった。いつから始められる?」

創業者「早ければ早いほどいいよ。」

ビジネスパートナー「来月でどう?」

創業者「今6月だから、7月からだね。わかった。7月1日から始めよう。」

早っ!!!それって再来週じゃん!!10日きってる!

思わず「決めるの早いですね~」って言うと、スタートアップはどんどん決めなきゃ。」って笑顔で言ってるし。さすがだ。

シャンパン一杯ご馳走になって、カフェテリアへ。ここはグーグルとは違い、ちゃんとお金を払ってサラダをオーダー。

ビルの2階にオープンスペースがあって、こんな感じで気持ちいい~!!

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このビル、私の住んでいるコンドミニアムの近くにあって、何度も通りかかったいたんだけど、こんなに沢山の人達が働いている場所だとは知らなかった!

ちなみに彼女のスタートアップ、パナソニックもスポンサーの一人で、パナソニックから派遣されて来ている人もいました。フランス人だけど。

スポンサーになっている日本企業もいくつもあって、あ、けっこう日本企業も頑張ってるんだなって、ちょっとうれしくなりました。

オフィスの壁には落書きが一面にしてあって、日本人の名前も見つけました。他にもいろんな国の人達の落書きがあって、とってもグローバルな感じ。これ、大和証券のCEOってあるけど、ほんとかな?

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オフィスのドアにはイベントとして、こんな張り紙がしてあります。

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初めて訪れた、これがスタート・アップだぜ!!って雰囲気のオフィスでしたが、本当にみんな楽しそうに働いていたのが印象的。大変そうだけど、楽しそうだよね。

今度はスポンサーを募るようなイベントなどにも行ってみたいと思います。

 

ウィーチャット(微信)がすごく使えるらしい

 今日は台湾人の友人と飲茶ランチ。

彼女の妹はグーグラーで、マウンテンビューの本社から出身地である台北オフィスに行き、今はグーグルの上海オフィス勤務。で、この妹が出張でベイ・エリアに来ていたので、友人の妹と、さらに彼女の台北チームの元同僚(同じくベイ・エリアにたまたま出張中)も加わり、4人でランチとなりました。

で、話題の中心は友人妹の上海ライフについて。

台湾人と中国のことを話していておもしろいな~、と思うのは、彼らも中国を「外国」として話すこと。日本人が中国のことを「自分の国以外の国」と扱うのと同じ感覚で、台湾人も中国のことを話します。お恥ずかしいことに私は中国情勢などにはあまり興味がなく、台湾も香港のような感覚で中国の一部のように捉えていました。

が、それは大間違い。

中国語を話す同僚に「あなた中国人なの?」と聞いたら、きっぱりと「違う。私は台湾人です。」って言われたことがあります。

この友人の妹さんも、「まったく中国人はこれだから嫌だ。」みたいなことをいろいろと話すのです。まるで日本人が「ったく中国人はマナーが悪くて」って言ってるのと一緒。

彼女いわく、国が広いので駅など全てが大きく、駅の乗換えでも長い距離を歩かなきゃいけないから疲れる。なにをするにも中国人の応対は「できない。」(人数が多いから対応するのに疲れちゃうんじゃないか、というのが彼女の分析)から始まって、交渉が延々と続くから疲れる。で、「できない」というのも聞く人次第で、たまたまお願いした人が良い人だったり、機嫌が良かったりすると他の人がだめだと言ったことでも大丈夫だったりする(笑)。一事が万事、こんなことだから疲れる。あと、やっぱり人が多いから、少しでもスペースが開いていると割り込んできてムカつく。で、生活していくにおいて、全てにおいて疲れる、とのこと。

ま、人数が多いのは事実ですよね、特に上海のような都会だと。先日話を聞いた上海の郊外にある病院、扱う患者数が一日に一万人(!)って言ってたもんな~。桁が違う。

で、一通り中国と中国人の悪口を言ったところで我に返った彼女が、「悪口ばかり言ってたけど、いい所もあるよ。」と挙げたのがキャッシュレス社会。携帯、というか微信(ウィーチャット)でなんでも支払いができちゃうそうです。私はウィーチャットというとラインのようなアプリかと思っていたのですが、ラインにあるようなメッセージ機能以外にも、電子マネーとしてみんな活用しているとか。ランチに行くときもお財布は持っていかないと行っていました。そしてお店によっては電子マネーのみを受け付けて、現金はダメというお店もあるとか。

「旅行者とかはどうするの?」と聞くと「お客さんはいくらでもいるから、電子マネー持ってない人は無視しても、次のお客さんが来るから気にしないんじゃない?」(笑)ですと。また、友人同士でお金を送りあうこともでき、割り勘をする時にも誰かがまとめて払い、あとから友人同士、ウィーチャットを使ってまとめて払ってくれた人にお金を送ることができるそうです。

「いろんな使えるアプリの機能を集めたのがウィーチャット」みたいです。

日本にはお金をやりとりできるアプリがどうか知りませんが、アメリカではVemmoというペイパルがやっているアプリがあって、友人同士で簡単にお金のやりとりができます。(確か上限は3000ドル。)しかも手数料は無料。だからわざわざ銀行に行って手数料払ってお金を送るなんてことはしません。ウィーチャットはLINEでもあり、Vemmoでもあり、フェイスブックでもあり、といろんなアプリの機能を凝縮したようなアプリですね。

気になったのは誰が運用しているんだろう?っていうこと。「大きな会社は必ず政府が関わっているわよ。」ということは、中国政府は国民達がどんなメッセージを送りあって、そして何にいくらお金を使っているかをウィーチャットを通してモニターすることができるわけですよね。それを言うと「そんなこと気にしてたら中国には住めないわよ。」と。ごもっともです。

ま、プライバシー云々はどうなの?っていう疑問は残りますが、こんなに使えるアプリ、日本でも早いこと作ってもらえませんかね。特に電子マネー機能。(国際女性ビジネス会議の後遺症です。しつこくてすみません。)

ランチの飲茶は本格的なワゴンでゴロゴロ回って来るスタイル。お客さんの大半が中国語を話す人達で、お値段もお腹いっぱい4人で食べてチップ入れて80ドルほど。非常にお得でした。ベイエリアにお越しの際は、是非どうぞ。

https://www.yelp.com/biz/new-port-restaurant-sunnyvale

 

 

 

 

国際女性ビジネス会議(追記)

クレカでの支払いはできないのか?ってメールで問い合わせをした国際女性ビジネス会議。

案の定、慇懃無礼な文面で「できません。」と。

は~・・・・・。

ここの事務局、海外からの参加者というのを全く想定していないんだろうか?

海外のいったい何割の人達が、銀行振り込みという日本独特のやり方を知っていると思っているのだろうか?

なぜクレジットカードでの支払いという、アメリカじゃ個人でやってる美容師でもスクエア使って処理できちゃうよう基本的なことができなんだろうか?

この会議1000人参加ってあるけど、海外から個人でお金払ってまで参加しようなんてのは、私だけなんだろうか?

ということは、この会議への参加は時間とお金の無駄???

 

と、つらつら思いながら、グローバル・リーダーシップの研修を生業とする先輩に愚痴のメッセージを入れ、気持ちを落ち着かせております。

 

幸い日本にいる友人が、私が日本に行くまで参加費を立て替えておいてくれると言ってくれたので、好意に甘えることにしましたが。

なんだかすごいネガティブな経験からスタートしてしまった国際女性ビジネス会議。また後日、参加の感想を書きます。

 

あ~、ガラパゴスじゃないことを切に願う!!日本での貴重な一日を潰すわけだし。