お気楽シリコンバレーライフ

シリコンバレーで働くサラリーウーマンの思うところ、いろいろ

学歴は作れる

私は普通とはちょっと違う順番で学位をとりました。アメリカに来てから、大学の学位がないとマネージャーになれないと人事部に言われ、そんなもんか、と素直に納得してコミュニティー・カレッジに入ったのが35歳の時。仕事をしながら学校に通う、という生活をしていたので、なんだかんだで卒業時は43歳でした。

で、卒業して思ったことは「家柄は作れないけど、学歴は作れる」ということ。当たり前のことかもしれないけれど、日本にいる頃は思いつかなかったこの発想。

アメリカの良いところは、社会が柔軟性に富んでいて、セカンド・チャンスがあることです。若い頃になんらかの事情で大学に行けなくても、何歳からでも大学に入りなおせます。私の同級生にもけっこう40代、50代の学生がいました。ちなみに私が卒業した年の卒業生の最高年齢は80代の女性。なんだ、私なんてまだまだじゃん(笑)って思ったことを覚えています。

あとアメリカでは学位がそのまま仕事に直結する場合が多いので(たとえば、会計事務所が雇うのは、会計学の学位を持っている人達)その分野に就職するために大学に入る直す人も多いです。また、就職時には成績も重視されることがあるので、アメリカの大学生、みんなまじめに本当に勉強しますね。試験前はみんな真剣そのもので、図書館など勉強できるスペースでカリカリ試験勉強してました。

日本でも社会人のための大学院とかが流行ってるみたいで嬉しい傾向だと思います。だってさ~、20年とか30年前に学んだ知識とか、かなり使えなくなってるって思いません?普遍性のある理論は良しとして、すんごい速さでいろんなことが変わっている今日この頃、学校に入りなおして新しいことを学ぶのも良いと思います。

あ、ちなみに私の日本での最終学歴は2年制の英語の専門学校でした。80年代半ばは女の子は4年制の大学出てるとなかなか就職がなかったっていう、今じゃ信じられない時代だったんですよ。時代は変わったよね~。

学歴がないから、とあきらめ気味の人がいたら、是非「学歴は作れる!」ということに気付いてほしいとおもいます。今からでも遅くないですよ~。