お気楽シリコンバレーライフ

シリコンバレーで働くサラリーウーマンの思うところ、いろいろ

ニューヨーク週末旅行

行くかどうか、かなり迷ったんですけど行ってきちゃいました、ニューヨーク。ま、国内旅行といえば国内旅行なんだけど、飛行機直行便で約6時間くらいサンフランシスコからかかります。アメリカ、でか!

で、なんでまたわざわざニューヨークくんだりまで行こうかと思った理由はこれ!

www.metmuseum.org

ニューヨークのメトロポリタン美術館で行われている、川久保玲さんのエキシビションが見たかったのです。それだけのために行くのか?と、娘にはあきれられましたが、生きているうちにメトロポリタン美術館で取り上げられるデザイナーはイブサンローランに次いで川久保さんが史上二人目ということで、非常に興味をそそられて行くことにしたわけです。

結果、行って良かった~。ファッション業界とはなーんの関連もない私ですが、やっぱり天才の作るものは違うな~、と。これはアパレル業界に勤める人達から見たら、垂涎もののエキシビションでしょうね。80年代に登場した所謂ボロルックですが、今見ても非常に新鮮で美しくさえあります。以前ディオール展や三宅一斉展を見に行った時にも思ったのですが、天才の作る作品って時代を超越しますね。30年くらい前の作品なのに全く古臭くない。素晴らしいです。

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川久保さんのエキシビションを一通り見終わった後、メトロポリタン美術館をウロウロしたのですが、この美術館本当にデカイ。ふらふら迷い込んだヨーロッパ絵画のセクションを何気に見てたら、「あ、これ、モネじゃん。」と気がついた。そして、その部屋全部がモネの作品であることにも気がついた(笑)すごいコレクション。これが常設展だよ。で、そのまま進むと、「あ、ルノワールだ。これ、ゴッホ。あれはゴーギャンっぽいけど、あ、やっぱりゴーギャン。」などなどヨーロッパ絵画の大御所の作品がこれでもか、これでもかのオンパレード。素晴らしい。目の保養になりました。

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そしてアメリカの美術館の良いところは写真撮影全然オッケー!みんなパシャパシャ写真撮りまくり。なんで日本の美術館はダメなんでしょうね。

メトロポリタン美術館を堪能した後は、タイムズスクエアにあるミュージカルのチケットを安く売ってくれるTKTSという所に行き、キャッツかオペラ座の怪人かシカゴで安くて良い席ない?と、お兄ちゃんとしばらく相談し、結局シカゴのチケットを買いました。一階のオーケストラ席で81ドルなり。ミュージカルは夜の8時からなので、それまでタイムズスクエアあたりをうろうろ。

www.tdf.orgミュージカルは良かったです。あまり筋書きが複雑じゃないのを選んで大正解。やっぱりブロードウェイの俳優さんたちは芸達者ですね。とても楽しめた2時間半でした。

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2日目は自由の女神を見に行くクルーズ。これ一時間くらいのハドソン川のクルーズなのですが、お天気が良くて本当にラッキーでした。今までニューヨークは何回か来た事があるのですが、いつも仕事絡み。なので、観光っぽいことをしたことがなく、自由の女神も実際に見たことがなかったのです。今回は青空の下にトーチを掲げる自由の女神を見ることができて本当にラッキーでした。それにしても、トランプ大統領の振る舞いに自由の女神も泣いてるだろうな~。

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クルーズのあとはまた地下鉄に乗って、ワールドトレードセンターへ。グランド・ゼロ、9・11博物館へ行ってきました。私は1999年にアメリカに引っ越したので、9・11はアメリカで経験しました。あの日のことは良く覚えています。朝身支度をしているとテレビを見ていた旦那が「何かニューヨークで起こってる!」と。で、急いで私もテレビを見てみると、ツインタワーから煙が出ている映像が。重苦しい気持ちで仕事に向かったのですが、ラジオでは「我々は何をぐずぐずしているんだ。早く相手を攻めなければ」「戦争を始めなければ」という聴取者からの意見を流していて、これからどうなっちゃうんだろう、って暗い気持ちで車を運転していました。そして9月は雨がめったに降らないのですが、その朝に限って雨が少し降ったのです。暗澹とするアメリカの気持ちを表すような天気でした。博物館で9・11に関する展示品を見ていると、あの日のことが昨日のことのように蘇ってきました。ニューヨークとは対岸に住んでいる私でさえこんな気持ちになるのだから、ニューヨーカーはどんな気持ちなのかな、とも思います。ツインタワーの跡には新しくフリーダムタワーがどっかーん!と建って、アメリカは負けないぜ!精神を表しているみたいです。

 

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駆け足週末旅行でしたけど、やりたいことやったし、見たいものは見たし、の大満足プチ旅行でした。東海岸遠いけど、行って良かった~。