お気楽シリコンバレーライフ

シリコンバレーで働くサラリーウーマンの思うところ、いろいろ

今年も半年経過

なんと今年も半分すぎちゃいましたね。あ~、なんか、いろいろあったな。あれよあれよという展開の今年前半でした。そのせいか最近イライラすることも多く、ちょっと反省気味。こんな時はゆっくり立ち止まって考える時間を持ったほうが良いかもしれません。こんな気持ちの時は、何をすれば良いのかな?瞑想にでも行くべきかな?

このブログは日記みたいな感じでもあるので、ちょっと今年前半を記録しておこうっと。

1月 サクラメントの家を売りに出す

サクラメントの家を売りに出して、Coming Soonサインを立てたとたんにうちを買いたいと言う人が訪問してくる。翌日にはオファーしたいと言ってきて、あれよあれよと言う間に売れてしまった。

出張先:シアトル、シンガポール経由でインドのバンガロール

シアトルでは偶然居合わせたサンダーバードの同級生達と合流。また、10年以上ぶりくらいに元同僚とランチ。新しい友人と古い友人と会えて、充実の時間。

2月 サクラメントの家売却、そしてハワイで家探し

サクラメントの家を売った目的は、ハワイで家を買うための頭金作り。ということで、オアフに家を探しに行く。バンガロールからサンフランに朝着いて、そのまま空港で旦那と待ち合わせホノルルへ。づかれた。

ハワイでは友人から紹介してもらったとても人の良いエージェントがあちこち案内してくれて、オアフの西側を初日に、そして2日目には東側へも案内してもらった。

結論は東側は予算的にまったく手が出ない。で、西側にあるコオリナというリゾート地のタウンハウスをもう一度見に行く。物件は比較的新しいし、ディズニーのアウラ二も近くにあって、きちんと手入れがされているエリアなので住み心地良さそう。ということで、コオリナにある物件が売りに出たら連絡してもらうことにする。

2月半ばにサクラメントの家は売れ、旦那もサニーベールのコンドミニアムにお引越し。サクラメントのおうち、愛着があったんだけどな。長い間、ありがとうね。

出張先:1月末に出発したバンガロールなので、2月始めに帰国。後半にはウィーンでの会議に出向く。

3月 オアフで家を買う

エージェントがいくつか送ってくれた物件の中で、気に入ったものがあったので、娘に見に行ってもらう。フェイスタイムでおうちの中の様子を中継してもらい、彼女の意見も聞いて紹介された物件のひとつにオファーを入れる。ラッキーなことに、サクラメントの家を売ったお金で頭金は賄えそう。ローンも問題なく組めるということで、話をすすめることにする。めでたく無事契約に至り、書類を整えてあとは待つだけ。

出張先:韓国のオフィスに行く。韓国に行く前に数日間だけ日本に寄って、友達と会ったりして楽しく過ごす。やっぱり昔からの友達は落ち着くし、楽しい。

4月 オアフの家に旦那と娘が引越し

めでたく4月5日にタウンハウスの契約が成立し、家の鍵をもらった。鍵をもらうまではヒルトンのハワイアンビレッジに一時滞在。鍵をもらった翌日にサクラメントから送っておいた家具を倉庫から引越し屋さんに家まで運んでもらう。娘は今まで住んでいたエワビーチのおうちからお引越し。愛犬も全ての予防注射の待機期間が満了になったので、サンフランシスコからオアフに旅立つ。銀行で口座を開けたり、今回のハワイ滞在は水着を一回も着ることなく終了!

5月 カリフォルニアとハワイでの二重生活の始まり

今まではサクラメントとベイエリアの二重生活だったけど、これからはカリフォルニアとハワイとの二重生活。幸運なことに、ベイエリアで住んでる場所がサンノゼ空港から渋滞がなければ10分かからない距離だし、サンフランも使える。5月は29日がメモリアルデーの祝日なので、5日くらいオアフでゆっくり過ごす。

出張先:シアトル

6月 なんだかんだで野暮用の多い月だったような気がする。週末はサクラメントの友人に泊りがけで会いに行ったり、台湾人の友達を飲茶食べに行ったり。

出張先:シアトル。今回は日曜にシアトル入りして、ボーイングの工場見学に行った。シアトルはしょっちゅう行ってるけど、工場見学に行くのは初めて。面白くてためになったわ~。

6月末にハワイへ。7月4日が独立記念日の祝日なので、10日ほど休んでハワイでのんびり過ごす。と言っても、家にいるわけだから買い物に行ったり、料理したり、犬の散歩行ったりで何かと忙しいんだが。でもコオリナにタウンハウスを買ったのは正解だったな~。周りを散歩するだけで、海亀やアザラシを見ることができるし、海を眺めているだけでも気持ちが落ち着くし、ゴルフ場の横を歩いているだけでも気持ちがよい。清水の舞台から飛び降りる気持ちでの買い物だったけど、良い買い物だったと本当に思います。

ほんでもって、昨日ベイエリアに戻ってきて今日から仕事=現実。

来週には日本に行って友達と遊び、それから韓国での仕事へゴー。

2017年、後半も頑張っていきましょう!と、自分に気合を入れて頑張ります。

 

スタートアップのためのオフィス Plug and Play

私はシリコンバレーに住んではいますが、エンジニアでもなくスタート・アップで働いているわけでもないので、普段の生活は全然シリコンバレーに住んでいなくてもできるでしょって生活です。

でもシリコンバレーライフなんてタイトルつけてるブログなんだから、ちょっとはシリコンバレーっぽいこと書きたいな、と思って行って来ました、プラグアンドプレイ。

plugandplaytechcenter.com

ここはスタートアップの会社が集まるオフィスなのです。サンダーバード(私が卒業した大学院)の集まりで知り合った人がプラグアンドプレイにあるスタートアップで働いている、ということを聞きつけ、オフィス見せて~!ってお願いして押しかけました。

まずはオフィスの外見から。外から見るとなんてことはないオフィスビルです。

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で、なぜか入り口のドアの前にでっかい仏陀がおいてある・・・・。なぜだ・・・・。

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で、ビルの中に一歩入るとこんな感じ。スタートアップやスポンサーなどのプレートが所狭しと飾ってある。

 

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で、彼女が働くスタートアップはフランス人が始めたビジネスなので、働くチームも大半がフランス人だとか。ランチする約束で行ったんだけど、彼女いわく「今日は金曜日でアペリティフの日なの。」ですと。

で、チームが働くスペースにお邪魔するとこんな感じでみんな談笑中。「ワインとシャンパンとどっちが良い?」と、聞かれ。うわ~、フランスやな、って思っちゃいました。昼からワインとシャンパンかい?しかもオフィスで?コンサバなうちの会社じゃ考えられない(笑)さすが、スタートアップ。

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このスタートアップの創業者にも紹介してもらい、創業者とスペインから来ていたらしいビジネスパートナーっぽいひととの会話を聞いていたんだけど、まあ、物事を進めるスピードの速いこと、速いこと。新幹線も真っ青。

創業者「来てくれてどうもありがとう。あとはそこに座ってるフィリップと話して。彼スペイン語話すから、直接スペイン語で大丈夫だよ。」

ビジネスパートナー「わかった。いつから始められる?」

創業者「早ければ早いほどいいよ。」

ビジネスパートナー「来月でどう?」

創業者「今6月だから、7月からだね。わかった。7月1日から始めよう。」

早っ!!!それって再来週じゃん!!10日きってる!

思わず「決めるの早いですね~」って言うと、スタートアップはどんどん決めなきゃ。」って笑顔で言ってるし。さすがだ。

シャンパン一杯ご馳走になって、カフェテリアへ。ここはグーグルとは違い、ちゃんとお金を払ってサラダをオーダー。

ビルの2階にオープンスペースがあって、こんな感じで気持ちいい~!!

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このビル、私の住んでいるコンドミニアムの近くにあって、何度も通りかかったいたんだけど、こんなに沢山の人達が働いている場所だとは知らなかった!

ちなみに彼女のスタートアップ、パナソニックもスポンサーの一人で、パナソニックから派遣されて来ている人もいました。フランス人だけど。

スポンサーになっている日本企業もいくつもあって、あ、けっこう日本企業も頑張ってるんだなって、ちょっとうれしくなりました。

オフィスの壁には落書きが一面にしてあって、日本人の名前も見つけました。他にもいろんな国の人達の落書きがあって、とってもグローバルな感じ。これ、大和証券のCEOってあるけど、ほんとかな?

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オフィスのドアにはイベントとして、こんな張り紙がしてあります。

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初めて訪れた、これがスタート・アップだぜ!!って雰囲気のオフィスでしたが、本当にみんな楽しそうに働いていたのが印象的。大変そうだけど、楽しそうだよね。

今度はスポンサーを募るようなイベントなどにも行ってみたいと思います。

 

ウィーチャット(微信)がすごく使えるらしい

 今日は台湾人の友人と飲茶ランチ。

彼女の妹はグーグラーで、マウンテンビューの本社から出身地である台北オフィスに行き、今はグーグルの上海オフィス勤務。で、この妹が出張でベイ・エリアに来ていたので、友人の妹と、さらに彼女の台北チームの元同僚(同じくベイ・エリアにたまたま出張中)も加わり、4人でランチとなりました。

で、話題の中心は友人妹の上海ライフについて。

台湾人と中国のことを話していておもしろいな~、と思うのは、彼らも中国を「外国」として話すこと。日本人が中国のことを「自分の国以外の国」と扱うのと同じ感覚で、台湾人も中国のことを話します。お恥ずかしいことに私は中国情勢などにはあまり興味がなく、台湾も香港のような感覚で中国の一部のように捉えていました。

が、それは大間違い。

中国語を話す同僚に「あなた中国人なの?」と聞いたら、きっぱりと「違う。私は台湾人です。」って言われたことがあります。

この友人の妹さんも、「まったく中国人はこれだから嫌だ。」みたいなことをいろいろと話すのです。まるで日本人が「ったく中国人はマナーが悪くて」って言ってるのと一緒。

彼女いわく、国が広いので駅など全てが大きく、駅の乗換えでも長い距離を歩かなきゃいけないから疲れる。なにをするにも中国人の応対は「できない。」(人数が多いから対応するのに疲れちゃうんじゃないか、というのが彼女の分析)から始まって、交渉が延々と続くから疲れる。で、「できない」というのも聞く人次第で、たまたまお願いした人が良い人だったり、機嫌が良かったりすると他の人がだめだと言ったことでも大丈夫だったりする(笑)。一事が万事、こんなことだから疲れる。あと、やっぱり人が多いから、少しでもスペースが開いていると割り込んできてムカつく。で、生活していくにおいて、全てにおいて疲れる、とのこと。

ま、人数が多いのは事実ですよね、特に上海のような都会だと。先日話を聞いた上海の郊外にある病院、扱う患者数が一日に一万人(!)って言ってたもんな~。桁が違う。

で、一通り中国と中国人の悪口を言ったところで我に返った彼女が、「悪口ばかり言ってたけど、いい所もあるよ。」と挙げたのがキャッシュレス社会。携帯、というか微信(ウィーチャット)でなんでも支払いができちゃうそうです。私はウィーチャットというとラインのようなアプリかと思っていたのですが、ラインにあるようなメッセージ機能以外にも、電子マネーとしてみんな活用しているとか。ランチに行くときもお財布は持っていかないと行っていました。そしてお店によっては電子マネーのみを受け付けて、現金はダメというお店もあるとか。

「旅行者とかはどうするの?」と聞くと「お客さんはいくらでもいるから、電子マネー持ってない人は無視しても、次のお客さんが来るから気にしないんじゃない?」(笑)ですと。また、友人同士でお金を送りあうこともでき、割り勘をする時にも誰かがまとめて払い、あとから友人同士、ウィーチャットを使ってまとめて払ってくれた人にお金を送ることができるそうです。

「いろんな使えるアプリの機能を集めたのがウィーチャット」みたいです。

日本にはお金をやりとりできるアプリがどうか知りませんが、アメリカではVemmoというペイパルがやっているアプリがあって、友人同士で簡単にお金のやりとりができます。(確か上限は3000ドル。)しかも手数料は無料。だからわざわざ銀行に行って手数料払ってお金を送るなんてことはしません。ウィーチャットはLINEでもあり、Vemmoでもあり、フェイスブックでもあり、といろんなアプリの機能を凝縮したようなアプリですね。

気になったのは誰が運用しているんだろう?っていうこと。「大きな会社は必ず政府が関わっているわよ。」ということは、中国政府は国民達がどんなメッセージを送りあって、そして何にいくらお金を使っているかをウィーチャットを通してモニターすることができるわけですよね。それを言うと「そんなこと気にしてたら中国には住めないわよ。」と。ごもっともです。

ま、プライバシー云々はどうなの?っていう疑問は残りますが、こんなに使えるアプリ、日本でも早いこと作ってもらえませんかね。特に電子マネー機能。(国際女性ビジネス会議の後遺症です。しつこくてすみません。)

ランチの飲茶は本格的なワゴンでゴロゴロ回って来るスタイル。お客さんの大半が中国語を話す人達で、お値段もお腹いっぱい4人で食べてチップ入れて80ドルほど。非常にお得でした。ベイエリアにお越しの際は、是非どうぞ。

https://www.yelp.com/biz/new-port-restaurant-sunnyvale

 

 

 

 

国際女性ビジネス会議(追記)

クレカでの支払いはできないのか?ってメールで問い合わせをした国際女性ビジネス会議。

案の定、慇懃無礼な文面で「できません。」と。

は~・・・・・。

ここの事務局、海外からの参加者というのを全く想定していないんだろうか?

海外のいったい何割の人達が、銀行振り込みという日本独特のやり方を知っていると思っているのだろうか?

なぜクレジットカードでの支払いという、アメリカじゃ個人でやってる美容師でもスクエア使って処理できちゃうよう基本的なことができなんだろうか?

この会議1000人参加ってあるけど、海外から個人でお金払ってまで参加しようなんてのは、私だけなんだろうか?

ということは、この会議への参加は時間とお金の無駄???

 

と、つらつら思いながら、グローバル・リーダーシップの研修を生業とする先輩に愚痴のメッセージを入れ、気持ちを落ち着かせております。

 

幸い日本にいる友人が、私が日本に行くまで参加費を立て替えておいてくれると言ってくれたので、好意に甘えることにしましたが。

なんだかすごいネガティブな経験からスタートしてしまった国際女性ビジネス会議。また後日、参加の感想を書きます。

 

あ~、ガラパゴスじゃないことを切に願う!!日本での貴重な一日を潰すわけだし。

国際女性ビジネス会議って、すごいガラパゴス

いや~、びっくりしました。最初はびっくりし、そしてガッカリし、今はちょっと頭に来てます。

日経のオンラインをよんでいて、ふと見つけた「国際女性ビジネス会議」の宣伝。イーウーマンを主催している佐々木かおりさんの会社が開催しているイベントらしいんですが、ちょうどアジアに出張する時期と重なってスケジュールがあうのと、内容もまあおもしろそうなので申し込んでみました。

が!!

申込書をウェブで提出してからメールで費用の払い方、みたいなのが送られてくるんですが、これがなんと、日本の銀行に振り込め、と。

冗談でしょ?って思わず我が目を疑いました。

アメリカ(っつーか、他の国でも似たようなもんだと思うけど)、決済はクレジットカードです。銀行振り込みしてくれなんていうイベントは初めて見ましたけど、日本じゃ普通なの?

まず、「国際」とタイトルにつけるからには、海外からの参加者も見込んでますよね。って、それは私の勘違いだったのかな?海外にいる人に対して、日本の銀行に参加費を振り込めって、本気で言ってます?アメリカの普通の町の普通の銀行には、外貨もおいてない所が普通。で、アメリカの銀行から日本の銀行に振り込めっていうのか?そして為替のレートは?アメリカの銀行で日本円でなんて振り込めないじゃん。

クレジットカードでの決済もできない「国際」イベントなんて、ありえない。本当にありえない。あまりにもガッカリ感が大きすぎて、私、行く気なくなりました。

脱力・・・・。

あ~、だから日本は変われないのね。だから日本はガラパゴスだといわれるのね。だからジャパン・パッシングなのね。などなど、いろんな否定的な意見が走馬灯のように脳裏を駆け巡ります。

主催者がこのレベルじゃ、はっきり言って参加者のレベルもしれてるかも。って、申し訳ないけど思っちゃいました。

は~。ため息。

この会議22回目だっていいますけど、今まで海外からの参加者、いなかったんでしょうか?問い合わせやクレーム、来なかったんでしょうか?参加者日本限定にしているんでしょうか?

ほんと、ありえない。

この無力感、というか、「マジかよ???」というビックリ感、海外に住んでいる人ならわかってもらえると思います。日本でしか生活したことない人達が主催しているイベントなんでしょうか。それでよく「国際」とか言えるよな。

Fin Techなんて、まだまだ日本じゃ発達しそうにないな~。日本はハイテクだなんて浮かれてるけど、金融関係はまだまだハイテクどころか超ローテクじゃん。

とりあえず、すぐにクレジットカード決済できるかどうか問い合わせのメールしたけど、5時間たっても返事はまだなし。たぶん慇懃無礼なメールの文面で「できないよ~」って言われるんだろうな。って、良い返事はあまり期待していません。

なんだかすごいガッカリ、そしてガックリした一日でした。

ダイバーシティ・デイ(Diversity Day)

今日は会社でダイバーシティ・デイのイベントがありました。

日本語でDiversity Dayってなんていうのかとググッてみたら、お台場のダイバーシティーが検索結果に出てきて笑っちゃった。

検索結果で唯一的を得ている記事は佐々木かおりさんの解説でした。

diamond.jp

今日のイベントには、他のテネシー州にあるオフィスに勤務しているダイバーシティー・オフィサーも駆けつけて、うちの会社に存在するダイバーシティー・グループの紹介をしてくれたりして、なかなかおもしろかったです。

ちなみにうちの会社にあるダイバーシティのグループは

ヒスパニック系のグループ

アジア系のグループ

アフリカ系のグループ

女性のグループ

若手のグループ

シニアのグループ

軍隊経験者のグループ

LGBT(ゲイ・レズビアンのグループ)

環境保護推進者のグループ

の9つ。私のいる部門では、女性のグループと若手のグループのみが活発に活動しており、今日のイベントでプレゼンテーションしたのもこの2つのグループでした。

(というか、これらの活動はボランティアなので、有志がある程度集まらないと活動にならない。)

私は女性のグループにパネル・ディスカッションのメンバーの一人として参加し、日本人にはどのようなバイアスがあるか、自分自身どんな経験があるかを話しました。

で、バイアスとはちょっと違うのですが、アメリカに来てから文化の違いで苦労したこととして、”No"となかなかはっきりと言えなかったことと話しました。日本では、はっきり「いやだ。」とか「できない。」と意思表示をすることがなく、曖昧な表現でお茶を濁すことが多いですよね。で、相手も空気を読んでくれて、返事は「No」だとわかってくれる。これは当然ながらアメリカでは通用しません。「アメリカに来てすぐは、ノーってなかなか言えなくて、ついOKって本当はノーって言いたいのに言っちゃって、大変な思いもしました。」って話したら、ディスカッションの後にエンジニアの人「こないだ日本のS社と交渉していたときがそうだった。」って話しかけてきました。「こないだの会議で相手の日本人が、難しいけど試してみる、って言ってたんだけど、あれはできないって言ってたんだね。どうりでなかなか話が進まないはずだ」と。これは日本人との交渉でよく聞くコメントです。

おもしろかったのはドイツ人の同僚のコメント。第三国から来ていた非ドイツ人のエンジニアが客先に行ってトラブルを処理したのだけれど、客先にはエンジニアでもないドイツ人の彼(私の同僚)が行って「仕事はちゃんと終わりました」って言わないと、お客さんからの信用を得ることができなかったというもの。「僕は何もわからないのに、ドイツ人というだけでお客さんは僕からの確認をとりたかったんだ。」と。これはドイツだけじゃなくて、日本でもありそうです。若い人とか女性の仕事だと頼りないから、年長の男性が出てきて太鼓判押す、とかね。

ちなみに日本では年齢と性別がものをいうと思いますが、お隣の中国ではそうでもないみたいです。中国人の同僚は、「都会と田舎じゃ違うかもしれないけれど、都会じゃ男女平等だし、だれでも実力があれば認められるわよ。」って言ってました。これを受けて欧米人の同僚は、「日本と中国と同じように見えるけど、全然違うんだね。」って新たなな発見をしていましたね(笑)

アメリカのおもしろいところは、こんなふうにダイバーシティを積極的に話そう、みんなお互いに理解しよう、という姿勢のあるところ。イベントでなにかと忙しい一日でしたが、充実した良い一日でした。

 

日本人はいつから年収を自己紹介の一部に含めるようになったのか?

最近日本のウェブなどで、一般人の投稿を読んでいてふと思ったのですが、年収を自己紹介の一部に含めるようになったのはいつ頃からなんだろう?と、いうこと。

もちろん全員が全員年収を開示しているわけではありませんが、けっこうな確率で年収入りの自己紹介を見ます。

例えば「20代、男性、年収300万です。」とか「夫40歳、年収1000万、妻35歳、年収700万です。」とか。

私が日本にいた1990年代までは年収をこんな風に匿名であっても開示することはなかったような記憶があるのですが。(って言っても、記憶は定かではないが・・・・)

アメリカではあんまりこんな自己紹介が聞かないな~。地元の新聞におもしろい企画があって、1年に一回「みんなの年収公開」みたいな記事があり、様々な職業の人達が写真、そして実名入りで、職業と年収を公開する、という企画があります。私は結構この企画が好きで、「へ~、警察官ってけっこうもらっているんだな~。」なんて楽しんで読んでました。余興で俳優やらスポーツ選手やらも載っていて、その人達の年収はそれこそ億単位(笑)

あと、カリフォルニアでは州に勤める公務員は、お給料が公の情報としてなんと名前入りで公開されているのです。誰がいくら貰っているのか検索するためのデータベースも公開されているし。ちょっとびっくりでしょ。近所の人が州に勤める公務員なら、いくら貰っているのか検索ができちゃいます。

www.sacbee.com

ちょっと話は逸れましたが、(いつものごとく・・・・)年収入りの自己紹介、いつから始まったんでしょうかね?そして、なぜ???

理由を思いついた方、コメント欄に書いておいてください。よろしくお願いします。